スルメイカは一年魚なので冬には命が尽きます。
その最後が一番肝の充実する時期です。

というわけで
この時期のイカで作る塩辛が一番美味しく出来ます。

もっと凝るのなら
今の時期のイカワタを保存しておいて新子の出る5月末頃の
身の柔らかい「ムギイカ」で作るとか
はたまた
身肉の薄いヤリイカとスルメイカの肝で作るとかの方法も
ありますが、
安価で販売とするならこの時期のスルメイカが無難でしょう。

ご存知のようにここ富山県ではイカ墨を混ぜた「黒作り」が
名物となっております。

ところが市販のものは漆黒なのに
自作するとそれほど黒くはなりません。

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墨を多目に加えてなんとかここまで黒くはなりましたが
これ以上はどうも無理のようです。

でもおかげで旨味はたっぷりです。

以前に「達人の寿司の話」でも書いたことがありますが、
美味しい黒作りは寿司にもなります。
このように軍艦で食べるのです。

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でも達人は口を濁してはっきりとは言いませんでしたが
「普通の黒作りではダメなんだ」そうです。
その答えが判ったのは随分後になって
達人が引退してしまってからのことです。

その答えとは
ここでも化学調味料です。

化学調味料と酢は決定的に相性が悪いのです。

昔、
ホテルの厨房で見習いだった頃大量の味の素を入れることを
躊躇したまま仕上げて先輩に味見をしてもらったら
「味の素が足りない」
と叱られたことがあります。

そんな環境でさえ
「味の素と酢は相性が良くないから酢豚にだけは入れるな」
と言われたものです。

ですから化学調味料のたっぷり入った既製品の黒作りでは
美味しい寿司にはならなかったのですね。

化学調味料を加えないというだけじゃ
もちろんそれに馴らされてしまった人の口には合いません。
たっぷりの肝と美味しいひと手間をかけて仕上げています。



さて、もうひとつ
美味しい塩辛の仲間がいます。
イカの味噌塩辛です。

普通の塩辛が一般に酒肴としてもてはやされるのに較べ
こちらはご飯のお供です。

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ご飯に合います。
熱々のご飯に乗せるともうそれだけで一杯平らげてしまいます。
こちらも当然
無添加です。

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味噌と美味しいひと手間をかけて仕込みます。
さっそくお子様のフアンが誕生しています。

どちらも残念ながら仕込み量が少ないので
残りもわずかです。

どうかお早めにお求め下さい。
無くなり次第終了とさせていただきます。
次の仕込みは冬です。


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130g入り 350円


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