富山県では魚が豊富過ぎて選り好みをする
傾向があります。

川なら清流の魚や、海魚でもモノによっては磯臭いなどと
言って嫌う人が多いのです。

これは地方によっても異なるものなのですが
例えばベラなどは関西では喜ばれますが北陸ではあまり
食べません。
でも佐渡では大いに喜ばれるそうです。

私はフグを除く大抵の魚は食べましたがベラははっきり言って
美味しい部類に入ると思っています。
食習慣というのは一朝一夕に変化しないものですから
とやかくは言いませんが魚はレシピによって
活かすも殺しも自在になるものだなと改めて痛感している所
です。

ハゼを釣る人は結構多いのですが富山県全体でみると
やはり
「ハゼなんか美味しくないし、食べようとも思わない」
という人が圧倒的多数なんだろうなと思われます。

でも、例えばシマダイ。
ご存知イシダイの幼魚ですが。
これも大変美味しいのにご多分に漏れず
「磯臭いから嫌い」と残念な事をいう人が多い魚です。

これを釣ってきた時のことを例に挙げてみましょうか。

シマダイを早朝に釣りに行っていた頃の事です。
まだ子供が幼稚園に通っていました。

朝早くに出かけ、釣り上げたらラッシュの前に慌ただしく
帰宅します。

シマダイはまだ死後硬直もしていない生暖かいままです。
それを3枚に卸します。
シマダイの骨はみっしり隙間なくそろっているので小型でも
卸しやすい魚なんですね。

そうして刺身にします。
小型なら片身で一切れにしかならないほどです。

それをボウルに氷水を作りよく混ぜて超冷たくした中に
放り入れ全部さばき終わったら混ぜます。

そしてザルにあけ、氷をのぞき、刺身を布巾でギュッと
まとめて水気を取り小鉢に盛り付けます。

それをおろし生姜と醤油で子供に食べさせるのです。
子供は幼稚園に行くのを嫌がり朝からぐずる子でしたが
このシマダイの洗いにだまされて朝からモリモリと
ご飯を食べてくれました。

活きている身を氷水で締めるこの洗いはとても美味しく
朝からでもどれだけでも入ります。
キンキンに冷えてコリッとした刺身には磯臭さなど
全くありません。

次回はハゼでこれを作ってご披露してみましょう。

今回は天ぷら蕎麦です。

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揚げたてをジュッとそばつゆに乗せるともうそれだけで
美味しそうな香りが立ちます。
ミツバと自家製柚子コショウを添えて食べると
あの無骨な顔から想像もできないほど

ふわり

と口の中でとろけます。

ハゼはかなり美味しい部類に入る魚だったんですね。
いや、こんなに美味しい魚が簡単にしかも大量に釣れる
川がどれだけでも在るなんてやっぱり富山県はいいとこなんですよ~

これは
前回に続いて過去の不明の反省と自戒を込めての繰り返しです。
ハゼをバカにしていたせいでこんなに美味しい物を長年
見過ごしてしまっていました。


東京でもハゼは美味しい魚として人気なのです



珍重されるのは活魚だけで                       
死んだものは格段に値打ちが落ちるそうです。
それで開きで流通するのが主なのだとか。

そこで前回ご紹介した「水氷」です。
活絞めにしたら魚は死んでも身肉は活きている
この法則を大いに活用して
くれぐれも食わず嫌いなどせず
無心に召し上がってみてください。

どなたもきっとハゼを見直すことでしょう。
私のように後悔しないように

さらに念押ししておきます。


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