元さんの夢はとても大きくてここでは書ききれません。

でもその前に彼が手がけているミツバチたちの事を少しだけ
説明させていただきます。

この小さなわずか一センチほどの昆虫が紡ぐ不思議な物語です。

蜂蜜って何から出来ているのかご存知でしょうか?
そう花の蜜です。
でも花の蜜ってそんなに甘いものじゃないんですね。
モノにもよりますがうっすら甘い程度です。
だってとても甘いと蟻だらけになってしまうでしょう?

これをミツバチが集めて濃縮した巣の中にあるものを
蜂蜜と呼ぶのです。
ミツバチのお腹にある、つまり運搬中の花の蜜は
まだ蜂蜜とは呼べないんだそうです。

その巣の中に納めて若いミツバチたちが懸命に羽根で
風を送り濃縮させた状態がこれです。
巣から溢れて流れ落ちています。

これは蜜巣(みつす)と呼ばれるものです。
巣蜜とも言います。

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これはこのまま食べることが出来ます。
未精製の蜂蜜、ミツバチの恩恵そのものです。

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噛むと蜜がいっぱい溢れてきて飲み込むと後には
カスが残ります。
このカスが蜜蝋(みつろう)と呼ばれるものです。

ミツバチたちは唾液に含まれる酵素の働きによって
花の蜜を蜜蝋に変化させて巣を作るのです。
ですから
純粋の蜂蜜とは若干成分が異なってきます。

蜂蜜には生命エネルギーが満ちていて
人間に不思議な恩恵をもたらしてくれますが
この蜜蝋にも蜂蜜には無い恩恵が眠っているのです。

まず、蜂蜜と巣を分離させます。
蜂蜜はそのまま当店に並びます。
(当店のは仲間のノジマさんの蜂蜜です)
一切の科学的処理や添加物などは入りません。

そして残った巣を融かして精製すると
蜜蝋になります。
古来、これから蝋燭を作ったり化粧品を作ったりされました。

古代エジプト、ギリシャの頃からです。
魔女の使う蝋燭は蜜蝋製がお約束ですし
皇帝ネロの妻はロバの乳と蜜蝋を混ぜたローションを
使っていたと言われています。

蜜蝋を使った化粧品で一番有名なのはパックだそうです。
肌を整え、血行を良くし新陳代謝を促進する効果があるからです。

近年は化粧品などは油脂で代替されていますが
油脂は確かにスベスベしたような感じになりますが
いつまでもそのまま残ります。

蜜蝋はしっとりと手に馴染み浸透して全く残りません。

元さんはハンドクリームとリップクリームを
完成させたのです。

リップクリームといえば口紅の始まりは全て蜜蝋から
作られていたんだそうです。
女性ならもっと詳しいんでしょうが私は元さんの受け売り
だけです。

私の家内は休日に口紅を塗らないとすぐに唇が荒れてしまう
と言いますと
「それは逆なんです」
と答えます。
もともと蜜蝋で作られていた口紅には唇を保護する効果が
あったのに油脂やワックス製になった時から塗るほど
肌荒れを起こすようになってしまったんだそうです。

それでちゃんとした材料で肌を正しく守るものを作ろうと
した
と言うわけです。

なるほどハンドクリームもちっともベタベタせず
リップクリームもいつのまにか肌に浸透していって
とても優しい肌触りです。
これは女性ならすぐにお判りになるはずです。

これも全て小さなミツバチの起す奇跡ですね。
元さんはそんな手伝いをしながらもっと大きな夢を
追い続けているのです。




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