里山には御馴染みのキノコがあります。
シバタケ(アミタケ)
オウギタケ、ハツタケなどです。
このあたりになると私も安心して採れます。

シバタケは全国どこにでもありふれていて一番ポピュラー
なのだそうで
痩せた赤土混じりの山に生えるアカマツ
しかもあまり大きくない木々の根周りと周辺に出ます。

昔はこっそりと歩いていき人目をはばかるように採ったものですが
今は皆車で出かけますからそのような地形、樹種のあるところで車が止められていれば
一目瞭然となっていずこも超激戦区となっております。

この日も師匠に連れて行ってもらいました。
すごい場所です。
歩きやすく、藪が少なく、明るく、広い
しかも里が近い=クマとの遭遇の危険性が低い
などと良い事ずくめの
いいポイントを教えていただきました。

この日はたまたま他人が入っていなくて永田さんを含めた
3人でほぼ寡占状態。
取り放題でした。
ふるさとの能登でもこれほどのいい思いはしたことは滅多にありません。
子供の頃に母に連れて行ってもらった事などを思い出したくらいです

母は背中の背負子が一杯になるまで帰ろうとは言わない人でした。
そのうち車で行くようになるとトランク一杯まで採ります。
大樽一杯に塩漬け保存されたキノコを冬に食べ、
なおかつ町の八百屋さんに売りに出かけるのです。
私達6人の子はそうして育てられてきました。

ハツタケ
これはロボットの耳のような形をしています。
松林に出る耳のようなキノコ  という事で
能登では「マツミミ」とも呼びます。

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傘の色はこんな地味な色をしていて
これが松の落ち葉の中から出てくるのです。
慣れない人は見つけにくいでしょうね。

触った所は緑変する性質があります。
その色から「ロクショウ」と呼ぶ地域もあるそうです。

今までは焼いて醤油をつけて食べるだけでしたが
師匠が「キノコ酒」とつぶやくのです。


キノコの美味しさには色々な要素があります。
食感は良いが味が薄い
食感は良くないが味が濃い
香りは良いがそれだけ  等など
なかなか全ての要素を備えた完璧なキノコなどおいそれとは
採れないものです。

このハツタケは食感はボソボソとしていますが
よいダシが出ます。
そこでキノコ酒に挑戦してみました。

焼きます
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そこへ熱燗の酒を注ぎます。
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最初は判りませんでした。
そのうちどんどん美味しくなってくるではありませんか!
見るとほのかに色まで出ています。

これは旨い!
永年このキノコを判っていなかったんですね。
この年になって始めて見直しました。
こんな良い奴だったとは!
約50年ぶりに見直しました。
キノコ好きな酒好きにはたまりませんね!

そこでもう少し確かめる為に
ハツタケご飯にしました。

焼いたものを手で裂きます。
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水分が滲み出していてその手をなめてみると旨味が一杯です。
なるほどこれは美味しいですね。

味の確認ですから昆布などのダシ系は使わず
水と酒、醤油のみで炊きます。
少量のゴボウ、人参、揚げを加えて炊きます。
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炊けました!

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混ぜ込みます。
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出来ました!

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なるほど旨いダシが出ています。
キノコは数種類混ぜると相乗効果でグンと美味しくなるそうですから
これからはキノコご飯にするときにはこれを混ぜることに致しましょう。

師匠ありがとうございます!
場所といい、ハツタケ再発見といい
大感謝であります。

秋は美味しいですね。
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