この日は水の具合も天候も体調も万全。
気合を入れてのラスト釣行です。

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ところが
全くアタリがありません。
『先日の大雨で皆流されてしまったんじゃなかろうか?』
と思い始めた頃にようやく上がり出しました。

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流れ込みにそっと落とします。
泡立ち渦巻く水に翻弄されてからゆっくりと流心に沿って
逆巻く流れに乗せてやると流れとは反対の上流へと目印が
動きます と ふっと動きが止まったかと思うと
キュッ と引き込まれます。

グイッ と合わせを入れるとギュギュギュッと強い引き

やっぱり釣りは釣れなきゃ楽しくないですよね。

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なんとか釣り上げる事はできてもまだまだ渡河はヘタな私。
かてて加えてこのような急な岩登りなど見るだけで
めまいがします。

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この一番上の大岩だけで家一軒ほどの大きさがあります。
それが先日の大雨で移動しているようだというのです。
水の破壊力に驚きつつも生き延びているイワナのしたたかさにも感動します。

この日も師匠のルートについていくのがやっとです。

それでも小さなものや中型のメスは放します。
来年にむけて少しでも多く産んでもらわなければ、
そして少しでも大きく育ってほしいですから。

一年目のシーズンとしては最高の幕を下ろすことが出来ました。

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師匠は楽々と泳がせて余裕をもって取り込みます。
私にはまだまだそんな芸当はできません。
海釣りの頃とは比べ物にならない極細ハリスでは
常に糸切れの不安にさいなまれるのです。

この日の帰路はまた呆れる位の険しい急崖でした。
おそらく落ちたら一巻の終わりでしょう。
でもなんとか無事帰ってこれました。

さて、最後のイワナを食べるに際して
どうしてもやっておかなければいけないメニューがあります。
「岩魚ご飯」です。
ご飯の味方としては欠かせない一品ですね。

岩魚をさばいて塩を当てて一晩。
翌朝には粘りでいっぱいになっていますからきれいに
洗い流します。

焼きます。
焦げたヒレは除去。
土鍋で炊きましょう。
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土鍋で炊くときのポイントは水加減です。
土鍋には目盛りなんか付いていませんから自分で量るしかありませんが
ナニ、簡単なんです。

ズバリ  米と同量

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ね?簡単でしょう?


昆布だしに酒、塩、醤油でお吸い物程度の味付け
したものを米と同量。

浸水させる時間が短い時はその分
だしを気持ちだけ多くすれば充分です。

この日は厨房のガス台で炊いたので弱くしたつもりでも
火力が強すぎたようです。

炊き始めは極力弱火から始めましょう。

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沸いてきたら少し火力を強め、
パチパチという音が聞こえてきたら火を消します。

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フタを取り岩魚を取り出してフタを閉じ

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岩魚の骨を外し、身をほぐします。
それを素早くご飯に混ぜ込み、もう一度火をつけて
もう一度温めてやります。

加熱が出来た頃に消火して、ここからが蒸らしとなります。

出来ました。

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始めの火力が強かったせいで炊き上がりが早すぎて
やや硬めに炊けてしまったのと
炊飯器と違うせいか味が濃くなりすぎてしまいました。

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それでも昆布と岩魚の相性の良さを充分確認できる
旨いご飯です。
よく、
「川魚は匂いがあるから嫌いだ」
などと言う方がいますが、ご飯にすると全く気になりません。
ひたすら滋味深い旨味のみが全面に出てきます。
また鮎飯などには炊き上がりに小口ネギや大葉などを
混ぜ込んだりしますが岩魚には不要です。

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このおこげに全ての旨味が凝縮されています。
山の恵みに感謝しつつ
来シーズンへの期待を込めて道具を仕舞うことと致しましょう。

岩魚に乾杯!











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