有峰のダム湖の周囲には道路が整備されています。
信号の付いている所は交互通行となっていてしばらく
待たされますがその間景色を見ていると飽きなくて少しも
苦になりません。

数年前の異常渇水の年にこのダム湖の底が露出したときの
写真ではかつての村の棚田が見られました。
今、こうして湖面を見ているとその方がかえって怖い
くらいの印象ですが確かにここにひっそりと眠っているのです。

村人達が糧としたヒエを育てる稗田。
訪問した人はヒエを飲み込むのに苦労したと言います。

標高が高くて稲作が出来なかったのに、それでも年貢の
取立ては苛酷を極めたそうです。

しかし、山菜や魚は豊富でした。
ダム建設の頃に高岡から昆虫採取に訪れた高校生が
勧められて魚釣りをしたら面白いように釣れたそうです。

有峰を好きでもヒエにはあまり食指は動きませんが、
山菜採りが終ってしまった空虚な時間を埋め
また、足腰を養う為にも渓流釣りの真似事を始めようと
思い立ちました。

今までにあらゆる海釣りを経験してきましたが、
道具類はほとんど人にあげてしまい、残っているのは
数本の渓流竿だけというのも理由のひとつです。

川ではエサ、ルアー、テンカラと一通りトライだけはしました。
テンカラでは毛ばりも作ってみました。
しかし!全く釣れないので諦めて海に帰っていたのです。

テンカラの教本ではその語源をこともあろうに
「一説には、てんから釣れないからテンカラ釣りと呼ぶ」
などと書いてある始末です。

そういうわけでキレイなままの竿が数本残っていたのです。

渓流釣りのベテランの松浦さんにめぐり合えたのも僥倖です。
引き合わせてくれた永田さんにも改めて感謝。

海釣りでは師匠がいなかったのでクロダイ一匹を
揚げるまで膨大な時間と費用を費やしました。

有峰でも釣果は期待しないで足腰の鍛錬だけ、と出かけた所
初めてのイワナを釣る事が出来ました。

珍しいほどの好条件に恵まれたのだそうです。
初イワナがこれです。
ucc1.jpg

懐かしい竿の手ごたえと引きを楽しませてくれた獲物です。
ucc2.jpg

美しいオオバギボウシが岩肌で咲き誇っています。
山菜としてではなく鑑賞で見るのもいいものです。

ucc3.jpg

この雪渓は16畳の部屋丸ごとほどの体積です。
7/12でこれです。
街では猛暑でした。

しかし、釣果の代償も払わされました。
急流に流されたり、竿を折ったり、デジカメを水没などと
初心者には試練が待ってました。

でも、釣りというのは魚さえ釣れれば大概の事には
平気なんですね。

とはいえ
昔、鹿児島県の南西諸島の孤島で磯釣りをした時の事
義兄が波に飲まれたことがありました。
幸い次のうねりが寄せた時にすばやく岸壁にしがみついて
事なきを得ましたが、
危険な事と言うのはほんの一瞬の出来事で
後からじわりと恐怖が訪れます。

遊びに夢中になっていると平気だなんて言ってられない
事も起こりますから用心に越した事はありません。


せっかく釣ったイワナは美味しく食べなければバチが当たります。
丁寧に串を打って焼きました。
tod 053

人から頂くのとは明らかに旨さが違いますね。

翌日は姿寿司、押し寿司に、
uab 003

有峰の恵みに大感謝。

uab 008


有峰には仙人がいたそうですがやはりイワナを食べたんでしょうか?




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