2010.06.27 珍味

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赤ナマコが手に入ったので調理してみました。
一応お断りしておきますが、
漁師さん以外の人がコレを獲ると密漁となりますのでご注意!

この方曰く、青ナマコは海底の砂上を歩いてるのに比べ
赤ナマコはテトラポットとか岩の上にいるから味が良いのだそうです。

堅いくちばしを除去。
腹を裂く。
腸を取り出す。

この腸に砂がびっしりと詰まっています。
ナマコは砂や岩の上をゆっくりと匍匐前進しつつ何でも口に入れながら有機物を取り入れ
同時に不要なものを出しつつ海の中を「歩き」まわっています。

ですから海底にはナマコの「歩いた」後には砂の細い軌跡がうねうねと果てしなく続いています。

ナマコ ちょいと見ただけではただの筒にしか見えませんが
ちゃんと先頭がありお尻があり
背中があり、腹があります。
両脇には匍匐するための「足?」のようなものまであります。
一見グロテスクですが考えてみると立派な全身運動体。

コリコリと歯応えが良いのもむべなるかな。

さて、腹を抜いたものをさっと塩で揉み洗いして洗い流し、
小口から刻んで酢醤油で食べればもう御馴染みの酒の友。
哀れ、一個の消化器官運動体がもうこちらに消化されてしまっています。

このコリッとした食感が応えられないのですが
ゆっくり噛むことが大事なんですね。
つい焦って噛むと歯が折れる事があるからです。
ナマコ侮る無かれ。
なかなかしぶとい奴です。

とここで終わってしまうと退屈な話です。
せっかく中の入ったままのブツが入ったのですから。
もう一仕事しましょう。

まず、腸を持ち箸でゆっくりとしごきます。
するといったいどこに在ったのかと驚くほどの砂が大量に出てきます!
(いえ、この腸なんですけどね)
次に棒に掛け吊り下げて、さらに丁寧にゆっくりとしごいて完全に砂を抜きます。

これを適当な長さに切り、塩をまぶして二日ほど冷蔵庫に寝かすと
「コノワタ」
の完成となります。
意外と簡単に出来るんですよ。
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そしてもうひとつオマケがありました。
「クチコ?」らしき「卵巣?」らしきブツです。
これもそのまま塩をまぶしてしまい込みましょう。

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珍味です。
旨いです。
つい飲みすぎてしまいます。
ご飯にも合います。

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『そんなナマコなんか手に入らないよ』と思った方、さらに
『だけど食べてみたいな』と思った方はこちらから買えます。
宣伝するわけではありませんが美味しい話の責任を取ってご紹介しておきます。
日本海の珍味でした。
能登前「幸寿し」通販、奥能登のこのわた

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富山湾に面しているところに住んでいるといっても
滅多に入手できませんが、たまに食べるとやはり旨いですね!
海の香が口いっぱいに広がります。



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