この冬は暖冬との予測が外れたという意見が多く聞かれます。
確かに大雪の被害もあちこちで出ました。
所によっては記録的な大雪に見舞われたところもあり、亡くなった方もいらっしゃいます。
心よりご冥福を申し上げます。

雪が降ればそれを排除しなければいけません。
この除雪作業というのが雪国以外の方々には想像を絶する苦行なのです。
スコップ、ママさんダンプ、雪はね、と時代とともに道具も移ろいはしても
苦労は同じです。

この除雪作業の呼び方にも所によって違いがあるそうでして、
富山では「雪すかし」「雪よけ」
新潟では「雪捨て」「雪投げ」などと言うそうですが
同じ新潟でももっと山間部に行くと「雪掘り」と言うところもあるそうです。

雪の量によって呼び方が変わるのも面白いですが、
裏面、除雪作業のつらさからくる怨嗟の感情も少なからず感じることができますね。
はい、同じ苦労をする雪国に住む人ならご理解いただけるはずです。

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こちらは今まさに雪を投げている瞬間です。
本来道交法では車両の通行の妨げになるものを道路に出してはいけないのですが
他に置く場所もない以上仕方ない面もあります。

除雪車が通過したあとは車はスムースに通行はできますが両脇には硬い圧縮された雪の壁が立ちふさがり
高齢者や間口の広い駐車施設をもっている所は相当の労苦となります。
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子供たちにとっても試練の冬です。
ゴミ集積場もこんな有様。

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当番の人は早朝から場所を確保しなければなりません。

そして、ようやくここ数日温かい日差しが戻ってきました。
今日は雨です。
こうなると雪どけです。

なにやら春近し といった響きを感じるでしょうが、
この時期になると「融雪注意報」というものが発令されます。
なだれ、崩落の危険。
沢水の増水といった危険に備えてください  というわけなんです。

雪どけ水もちょろちょろと流れフキノトウなどが顔をのぞかせているうちは可愛いものですが
大きく集まると破壊力を持つほどに成長するので大変な危険をともなうのです。
数年前の北海道で火山が噴火したときには大量の雪が一気に解けて、土石流がおこりました

また、そんな危険な所には行かないから大丈夫などと安心もできません。
屋根の雪です。
これは積もった直後→解けかかった雪
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このこんもりと盛り上がるのが雪の特徴です。

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雪はこうしてくっつきあう特性をもっているのです。
これがゆっくりと下がってきてこのような形になった時が危険です。

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恐怖のタラコ唇 といったところですね。
温かくなってくるとここから水滴が落ち始めます。
そしてくっつきあった雪が離れて静かに落下するのです。

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この下を歩いていると首筋などにピチョリと落ちてきますから「あっ 危ない!」と
不慣れな観光客でも気づきます。
ところが今日の富山のような雨の日、傘を差して歩いていると判りません。
どうぞ、観光やお仕事で雪国にいらっしゃる皆様は上を気にして歩いてください。

もっと急激に温かくなると土石流のごとく大屋根からドドドッと一気に落雪もします。

北海道の別荘地で都会から来た方が屋根雪の下敷きになって亡くなられた事もあります。
ここ富山でも慣れているはずなのに二階から落ちてきた雪の下敷きになって車が
メチャメチャに壊れてしまった という話をたまに聞きます。
頭に直撃でもしたら大変な事になります。

暖冬

不思議な言葉です。
「今年は雪支度なんかしなくてもいいんだよ」
「今年は雪なんか降らないから安心してていいんだよ」
と言う風な暗示力があります。

事実ホームセンターなどでも例年より除雪道具は少なめに陳列されており、
心なしか販売も熱心には行われていないように見えました。

ところが!
一回降っただけでたちまち売り切れてしまったのです!

コレ自体は驚く事はないのです。
これはいつもの光景なのです
私が不思議なのは毎年毎年同じ事を繰り返しているはずの住民が
何故! 降る前に! 用意しておかないのか??

という事なのです。
そして、いつものセリフが続きます。
「今年は降らないかと思っていた」 と
一回も降らない年はほぼ無い  とイヤほど解っていてもこうなのです。

子供の頃 地吹雪の中、帰路を母の外套にくるまれながら
吹き溜まりに間違って足を踏み外さないように一歩一歩
がけ下に転落=命の危険
という中を必死にしがみついて歩いた記憶をたまに思い起こします。

『あの頃は本当に寒かった』 と

今は断熱の良い住宅、良い暖房器具、暖かな車、防寒着に包まれて
なお、ほんのたまの大雪を嘆いています。

あえて言わせてもらえばやっぱり今年も暖冬だったんじゃないでしょうか?。

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