もう10年来、夏には青紫蘇のキムチを作っています。
これは本来エゴマの葉で作るものなのですが、これがなかなか入手できないのです。
ようやく来年、育ててくれるという方が現れてやっと念願が叶いそうになりました。

もともとエゴマは実を採るために植える場合が多く、葉を食べるというと奇異な目で見られます。
「へ? 葉? なんで? どうやって? どうして食べようと思ったんだ?」
などと不思議がられその度に一々はなっから解説とレシピ。
説明と市場の実況。
果ては韓国料理のメニューの紹介から ついでに自分は韓国系ではないことまで付け加えて長々と語るはめになります。

そうして翌週の収獲を約束して店休日に出かけると
「無い」 と言うのです。

「え? どうして?」 今度はこちらが尋ねる番です。
聞けば
葉を採ると実が付かなくなると思ってるらしい事が解りました。
こうなるともういけません。
何をどう言って説得しようと、もう動きません。
頑迷岩の如しです。
こうして今年も往復3時間×二日間無為に過ごす事になりました。

しかし、おかげで再発見もあります。
本物が入手不能ならベクトルは拡散するしかないからです。

青紫蘇で美味しいのならこれならどうだ?
というわけで
「モロヘイヤ」「葉唐辛子」などでも美味しく出来ると判りました。

聞けば所によってはサツマイモの葉まで食べる地域もあるそうです。
今度柔らかい新葉が手に入ったら挑戦してみましょう。
要するに食べられる葉なら大抵このタレに漬け込むだけで美味しくなるんですね。

そんな便利なタレの作り方を書いておきましょう。
(材料)
韓国唐辛子(中) 長ネギ ニンニク 生姜 白ゴマ みりん 醤油 水

(作り方)
ネギはタテ二つ割にしてから横にして斜めの細切りにします。
ニンニク、生姜はみじん切り。

すり鉢で白ゴマを擂ります。
水を入れます(タレの総量がこの水の量で決まります)
みりんと醤油でやや濃い目の味に調味。
薬味野菜と唐辛子を入れて完成。

気合を入れすぎて昆布だしやカツオだしなどでやると腐りますから、
必ず水で行いましょう。
香味野菜の葉を漬け込んだらタッパーに移して冷蔵庫で保存です。
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こうして韓国風の高台の無い器に盛ると本場風に見えますね。
あちらでは器を手に持って食べるという風習が無いため足がありません。
ですから私たち日本人にとっては案外使いづらくこんな時ぐらいしか出番が無いのです。

こうして葉を食べ続けるとしまいにはタレだけが残ります。
そこでここまでお読み頂いたあなたにだけそっとおまけをプレゼントしましょう。
このタレにタラコを漬け込むのです。
赤いのでも白っぽいのでもなんでも普通に「辛子明太子」になります。
一週間ほど漬け込み、ペーパータオルの上に乗せて水切りを三日。
それだけで美味しい貴方の自家製明太子になります。

残念ながら市販のタラコにはほとんどアミノ酸が添加されていますがタレに漬け込むと案外気にならなくなりかえって美味しくなります。
抜けないならせめて唐辛子でやっつけちゃえ
といった趣ですね(笑)

市販の辛子明太子というのは日本の恥ずべき3大食品にカウントされる  というぐらい
恐ろしく大量の化学調味料が入っているのでこの自家製のを食べ続けると副作用が起こります。
市販品を受け付けなくなるのです。
おおむね、無添加の手作りと工場生産の「工業食品」とにはそんな関係がつきものなんですが。

それが食の工業化の結果なんでしょう。

ちょいと手間ヒマをかけて手作りを楽しむ。
そんな暮らしを続けたいものです。

食卓の上は質素であっても心あたたまる豊かさに裏付けられている というのが
私たち日本人の生活だったはずです。
昔から連綿と母親達は幾世代もそのためにヒマさえあれば台所に立ち、
常備菜を作って戸棚に仕舞いこみ小鉢に盛って食事の度に並べたはずです。

ですから子供が急に「何か食べたい」と言っても何かしらおかずが出てきたはずです。
かつてはそれらは全て手作りでした。
今でもそれが出来ないはずはありません。
食事の度に一日に一品づつ常備菜を作るだけなのです。
ちょっと多目に作る。
油を使わない。
肉を加えない。
たったこれだけです。

結果、ヘルシーで安い、便利な常備菜となって忙しい貴方をかえって助けてくれるはずです。

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