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「ほや」を頂きました。

以前、ホヤにあまり良い印象をお持ちでなかったお客様に
普通の物をお出ししたところ大変に喜んでもらえて安心したことがあります。

ヌーベルシノアを実践していたころにはちょくちょく利用していましたから中国料理に仕立てるのは却って自分には普通ですので今回は目先を変えて調理してみました。

まず、こちら。
oaz 009これは天然モノです。
ヒモに繋がれた養殖モノと違って岩肌にくっついていた痕跡が残っています。
貴重なシロモノです。
養殖品と比べると嫌味は少なく感じます。


真ん中からざっくりと切り、中からあふれ出た海水で身を洗い中の泥を取り去り上身にします。
酢の物、お刺身が定番です。

今回はソテーにしましょう。
その前にもうひとつ珍しい食材。

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「ドラゴンフルーツ」と言います。
サボテン状の植物から花が咲き結実するそうです。
真ん中が花の咲いていた名残で、右画像が成り口です。
oay 012四つ割りにして皮をぺろりと剥きます。

味は淡白な甘さとフルーティーな香り。
あっさりとした木苺の固まりを食べたような不思議な食感です。
色が美しいのでこれをソースにします。

柔らかな実をザルで漉してバルサミコ酢と塩、パレスチナのオリーブオイルで混ぜます。

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胡瓜は切り目を入れ、立て塩の塩水に放してから広げます。

シンプルな調理ですが、海の豊穣と戦禍に苦しむパレスチナの人たちへの申し訳なさとで複雑な味わいとなってくれました。

ドラゴンフルーツのさわやかな香りがよく合います。

もうひとつはこちら。

   oaz 010 のコピー

ほやの天ぷら蕎麦です。
これは旨い!

ホヤの香りを嫌う人がいるのは承知しています。
「このわた」に似た磯の風味ですね。
「イソギンチャク」も食べる地域がありますが、想像するときっと同じような風味があると思います。

これらは海を浄化してくれているのです。
そこに感謝しながら食べると更に美味しく感じます。

加熱すると柔らかなホヤが意外なほど締まりコリッとした食感になります。
ですから、細かく切り目を入れたり、また天ぷらには刻んで「かき揚」なども良いでしょう。
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ダシを含むとカツオだしの香り
天ぷらを食べるとホヤの香り
その後に蕎麦をたぐると両方が渾然一体となり喉を滑り落ちていきます。
ホヤが甘い!
グルタミン酸の甘味、アミノ酸の甘味といえば誤解が生じそうですが、
まさにそれです!
旨味の固まりです!
これだったら2,000円出しても食べたいメニューですね。
日本酒が欲しくなります。

ホヤ 今が美味しい旬です。






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