土佐丸というネーミングは別に相撲から取ったり船の名前を参考にしたわけじゃありません。

昔から鰹を使うのは土佐と名づけられてきました。
フキをかつお節で仕上げた「土佐煮」などが有名ですね。

丸というのは海苔を一枚丸ごと使うからです。
海苔の部で書いたように海苔をシケらせてしまったら台無しですから一番上にそっと乗せてお出しするのです。
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ウチのラーメンはとても強情なスープでして
今までに色々なものをトッピングとして試しました。
今ではいくつかの定番も出来ましたがその頃は何を乗せてもはじかれてしまって合いませんでした。

それをスープが強情なので適正範囲が狭小なのだと勘違いしていたのです。
違うのです。
スープが強すぎて弱いネタじゃバランスがとれなかっただけなのです。
それをこの土佐丸が教えてくれました。

強いスープに強いかつお節をぶつける。
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そして上に海苔を

その前に大事な仕事。
十文字の切り込みを入れてやります。
そこから引っ張り出すようにして召し上がっていただきます。
これが土佐丸のお約束です。

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はっきり言って面倒です。
でも誰もそれを厭いません。
美味しいからです。

それだけじゃ大して香りも立たなかったのに一口頬張る頃にはむせ返るような海苔の良い香りが貴方の鼻といわず顔中に押し寄せてきます。
その丼の真上に顔を置く人の特権です。
カツオと海苔の複合香が次に襲ってきます。

力の強いもの同士がぶつかる事で未知の美味が立ち上がるのです。
これが弱いかつお節やヘタレな海苔だとこうはいきません。

スープを吸い込んだ柔らかい海苔を食べるとぷっくりとした食感にうっとりとなるでしょう。
それでも、まだまだ香りは続くのです。
すっかりスープに浸してもまだ残る強烈な海苔の香りが「高級海苔」の証です。

食べても美味しいかつお節がスープをすっかり変えていきます。
一杯を食べ終えて麺を追加してしまう方が続出するメニューです。

土佐丸
いよいよ明日21日からの発売開始です。
ご来店をお待ち申し上げております。
ただし、張り紙はいつもの通りいたって素っ気無いものです。

土佐丸  +200円  としか表示しません。
興味を持たれた方にだけ食べていただきたい
これは発売開始した当時そのまま自信の裏返しです。

今年のは海苔をさらにグレードアップしました。
昨年の土佐丸とも別人に仕上がってきました。

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