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「おくりびと」で一躍脚光を浴びている富山県の出版社の桂書房ではそれ以外にも郷土の本が多数出版されています。

その中で最近、夢中になって読んだのが表題の「猟の記憶」 森 俊 著

ここにはカモシカや熊、狸などの猟の事やそれらの生態が詳しく綴られています。
動物学術書などでは見られない生きた生々しい「獲る」ための知識が披露されています。

野山を駆け回り獲物を追った人たちの語り書き。
それは原初の狩猟本能を刺激します。

詳しくはおいおい紹介するとして、
先日フキノトウ採りに言った時にさっそくここで得た知識が役立ちました。

カモシカを発見したのです。
残念ながら眼下遠くの田んぼの中です。
しかも、その時にはカメラを持っていませんでした。
でも、撮りたい!

そんな事が富山の山では度々起こります。
普通は眺めて終りか、カメラを持って来たらもうカモシカは居なくなっている というケースが多いのです。

ここで、本で得た知識を試してみました。

持っていたレジ袋を振り回し大声で叫びます。
こちらに気づかせるのです。
家内にカメラを持ってきてくれるように大声で頼みます。

そして、袋とカメラを交換して今度は家内が振ります。
その間カモシカが移動したのは5~6歩。
その時の画像がこれです。
    nre 014 nre 015

そうです。
カモシカは珍しいものや動くものを凝視する習性があるのです。
時には半日にも及ぶそうです。
かつて、まだ天然物指定されていなかった頃は猟の対象でした。
二人一組になり、一人が旗や手ぬぐいを振り気を引いてもう一人が後ろから襲ったそうです。

この日は、め一杯ズームアップしてもこの大きさが限界で残念ながら小さく写っていますが収穫は大きいです。
こうして撮れるということが判ったからです。

実はカモシカは昔から山で暮らす人たちにとって最大の害獣なのです。
若木の芽や皮を食べて木を枯らしてしまうからです。
その為カモシカを襲う狼を神と崇める習慣すらあったそうです。
狼が絶滅してしまって今度はカモシカが増えているのに「獲るな」ですから、
山の人たちは大変な困難に直面しています。
田畑を荒らすのです。

このような理屈の通らないことを、やれ「かわいそうだから」などとそれこそ山の事を何も知らない霞ヶ関などで決めず、山の人達に任せておけばいいのに と思います。

私が食べたいから言っているのではありませんよ。
念の為に書いておきます。ウゲロくま・よだれ



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