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スルメイカのワタはご存知の通り塩辛に欠かせないものですが、
これだけでもとても美味しい塩辛になります。
もちろん新鮮なもので無ければならないのは言うまでもありません。

ワタをそっと取り出してスミやその他の内臓を取り去り目玉の上あたりから切り離します。
ペーパータオルなどで水気をふき取り巻き簾(まきす)やザルの上などで塩をたっぷりまぶして2~3時間放置して水気を出させます。

これは塩辛制作時でも同様の手順であり、これでイカの生臭みを取る大事な工程です。
その後新たな塩を振りタッパーなどに移して冷蔵庫に保管します。
4~5日ぐらいから食べれますが塩辛いので、やや薄く切って少量づつ食べましょう。

濃厚で芳醇な海の美味しさが詰まっています。
濃い塩辛とでも言いましょうか、口中でねっとりとした旨みが広がります。
これをよく冷やした純米酒でさらりと流します。
酒好きの魚好きには堪えられない一品となります。
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これは漬け込んでから相当日数が経ったもの。
永く置くほど水分が抜けてねっとりとしてきます。

当然ご飯のお供としても素晴らしいおかずになります。

ですが、それだけではもったいない。
他に活用してみましょう。
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今回はバリラで合わせて見ます。
パスタ表面の違いや太さなどでスープを吸わせる時間などが微妙に違ってきます。
粘りの強いソースでからめるのと違い、その分 茹で加減を調節しましょう。

自信がなければ硬めに茹で上げてじっくりスープを吸水させるのが一番です。
もちろん茹でる時の塩は充分にして、味付けもその分考慮しましょう。
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この日は仕上げのイカワタの他に生タラコの醤油漬けもプラス。
更に豊穣の味わいでした。

お次はこれです。
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鍋にオリーブオイルとニンニク。
それに新鮮なイカワタをペーパータオルで包んで水切りしていたものを乗せ、
弱火で超ゆっくり焼きます。
15分ほど。

破れても気にしない。
ペーパータオルで余分な油を切りお皿に移します。
ふき味噌に酢をかけただけのシンプルな酢味噌で頂きます。
別に黄身酢でもいいんですがこのワイルドなイカワタにはストレートな酸味がバランスが取れます。
これならワインでもウィスキーでもOKです。

さて、ざっと書いただけでこれだけ活用できる美味が普通はいとも簡単に捨てられてしまいます。
私はお店でイカを使うときに捨てないで塩を振るだけですから、常時保存していますが
もったいないと思いませんか?

まだまだ利用法はあります。

期間限定でチャンポンメンをする時にはこれが心強い隠し味になってくれます。

これをチャーハンに加えるとどうなると思いますか?

自然の旨みを上手く取り入れようと思うと実に大量にして多種の美味しさに囲まれているんだなと今更ながら感銘を深めます。

今迄いったい何を見ていたのか!
今迄いったい何を味わっていたのか!
と恥ずかしくさえなります。

解ったつもりで書き、語る口舌の徒や文筆家は書き逃げや言い逃げが出来ますから
自由自在と思ってなんでも語ります。
しかし、料理人はそうはいきません。

「そんな事を言うんだったら実際にやって見せろよ!」と言われます。

それでつい遠慮、萎縮して何も言わないでいる間に無責任な輩の言いたい放題が過ぎました。

そろそろ料理人が本当の事を語るべき頃だ  と思います。


それは  まだ  甘い と。
何も解って無い人の言葉だ    と。









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