np 009いつもとは違う所で買ったので
残念ながら産地は判りません。
鮮度がいいのと珍しいので
衝動買いしてきました。
これも、勉強です。
ネットで調べたら どうも「シキシマハナダイ」らしいです。
南方系の魚です。
美味しいらしい としか書かれていません。

食べた人の直の感想が無いようですね。
やや、小さめのウロコがびっしりありますがこれはベラ系では? 
と思いウロコを剥がずに調理してみます。

np 014
思った通り、ベラ系でした。
あっさりとした白身で弾力があり、プリプリと歯応えもあり
かすかな脂も乗って甘味があり、とても美味しい魚です。
後から風が痛くならなければいいのですが(笑)

「???」と思った方いませんか?

「ベラ」ほど毀誉褒貶の激しい魚はいません。
まず、食べようなどと思わない と言う人が大半なのが富山県民。
大阪人は食いつきそうになるほど喜びます。
石川県能登では青ベラは食べませんが赤ベラ(カマタキ)は喜んで食べます。
佐渡では非常に大切に慈しまれています。

残念ながら他は知りません。
これだけははっきり言いましょう。
単なる「食わず嫌い」です。
あるいは「見た目で判断しているだけ」です。

京料理で珍重される「グジ」いわゆる「アマダイ」ですが
言うまでもなく高級魚として持てはやされています。

それは京都というブランドがそういう色を付けたんじゃないか? というぐらい
私にとっては普通の魚です。

ある時友人のボートで沖釣りに行き、大きなアマダイと大きなベラが釣れました。
アマダイでは歓声を上げた友人がベラを見てがっかりするのです。
それで私がその2尾を持ち帰り刺身にして出した所
「やっぱりアマダイは旨い」と舌鼓を打つのです。

断っておきますがその友人はボートを持っているくらいですから散々美味しい魚を食べつくしており、
味覚が他者より劣っている というわけじゃありません。
それどころかかえって私なんかより美味しい魚の事には詳しいくらいな人です。

「それ、ベラとアマダイが混じってるんだよ」 と言うと大層驚き認識を改めてくれました。

機会を改めて書く事もあるかと思いますが、私は自分で釣った魚は毒魚以外は必ず食べるようにしていました。
食べなければそのままリリースするのです。
でも、遊びで釣るのでもありません。
釣ったら食べる  それを当時、身上にしていました。

だから、ベラでも食べたんだ というのではありません。
その頃は普通の釣り人がまず食わないような魚も沢山食べました。
スズメダイ、ギンポ、ギンダイ、
その後には別の友人がきれいな湖沼で釣ってきてくれたバス、ブルーギルなど。

そしてその結果判った事があるのです。
まずい魚なんていないのです。

適切な調理をされずに不味くなってしまった「料理」ならそこらじゅうにあります。
それは魚のせいじゃ ありません。
人間が勝手に毀誉褒貶して格下だのなんのと気を抜いた料理にして
端から見下げた気持ちで箸をつけるから不味い魚だ となっているんです。

ベラは昔から普通に食べますからその美味しさはよく知っていました。
アマダイと見た目も味も判別出来ないほどです。
ただし魚種による相違はあるでしょうね黄アマダイと白アマダイなど、、。

この手の身の柔らかい魚はウロコをはがないで調理します。
皮付きの蒸し物などでは恐らく包丁で削ぐんだと思いますが良くは知りません。

刺身などでは一気に大名おろしにして皮を引きます。
ウロコを落とす為に皮をこすったりすると身肉がぐにゃぐにゃになり使い物になりません。

大名おろしでさばいた身は柔らかくて弾力があります。

シキシマハナダイ 焼いても、揚げても美味しかったです。
でも、やっぱり刺身が一番向いています。
持ち味が活かされます。

ついで最近ではそれほどでも無いようですが、
下魚の代表の「イワシ」です。
これの新鮮なものは最高に旨いのです。

この日は天丼にしました。
早朝に仕入れてきて、さばき、仕込みをしておきます。
nm 013
新しいイワシはキラキラと光を美しく反射します。

お昼、オーダーが入ってから揚げ、熱いツユにくぐらせて仕上げます。
nr 006

まったくクセもなく美味しく食べてもらえました。

魚に格の上下なんてありません。
それぞれの味わいを活かせばみんな美味しくなってくれます。



人間も魚も同じです。







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