少なくとも日本で「カレー」といえばあまりにも間口が広すぎて収集がつかなくなります。
ご飯のみならず、麺類、パン、アイスクリームや飲み物にまで深く浸透しているからです。
しかし、そのベースの味をさかのぼるとたいてい大メーカーの作ったものに集約されているのが現状なのです。

インドの家庭料理のカレーはその時々の家族の体調などを考慮しながら配合されるそうです。
小型の石臼で生のスパイスを砕きつつ夫が暑さ負けしていないか?
はたまた可愛い我が子の腹具合などを考慮しつつそのつど組み合わせを按配します。
さながら漢方の食医のようですが、振り返れば日本でもそれは同じだったんです。

ま、その話は機会を改めてするとして。

長い間インドを植民地支配していたイギリスによってカレー粉が考案され「C&B」ブランドで世界中に広まります。
日本では「S&B」と「ハウス」が有名所ですね。

これらの国産メーカー品は日本人に深く支持されるうちに、より便利に より美味しく簡単にと姿を変えて現在の「ルウ」に至っています。
3番手は「グリコ」でしょうか?

それらとは違って本場の味を再現しようとする人たちもいます。
インド人の「ナイルさん」が初めて日本にカレー店を開き、そこからは「ナイル商会」の「カレー粉」や「マサラ」が販売されていて長い歴史を持っています。
今もインド人のコックさんが沢山日本で働いています。
ボースさんやパール判事の故事を出すまでも無く、深く日印友好のお役に立っているわけですね。

ところで、この素となっている「カレー粉」の中身とは一体何なのか?
ご存知でしょうか?

見てみましょう。
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ご覧の通りカレー粉の正体はスパイスの集合そのものです。
各社若干の違いは色と香りの違いで出ていますが、おおむね良く似た物です。
それに対してルウの製品には何が加えられているのか見てみましょう。

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凄いくらいに色々入っています。
なるほど既製品に惹かれるのも無理もありません。
水から煮て美味しくなるのにはこれだけのものを加えなければ出来ないのですね。
家庭ではいちいちスープからなんて出来ませんからしょうがないでしょう。

でも、専門店と看板で掲げているところが
「わざわざスープからなんてやってられません」
とやるのはいささか疑問符がつきますね。

でも、先に書きましたように「これの方が絶対旨いんだ!」というお客様が圧倒的に多い中ではそれもまた止む無しなんでしょうか?

つい最近面白い話を聞きました。
友人のMr.S氏が仲間とカレー大会に参加したそうです。
スパイス調合のそのカレーは残念ながら入賞を逃しました。

その時の優勝チームは某保育所でした。
子供たちも一緒に手伝って作ったそうです。
微笑ましい話ですが 案外そこの辺りに落としどころがありそうだと思いませんか?



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