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秋に干し柿を作ります。
これは日本沢(にほんさわ)という品種ですが、とても渋い!ウゲロくま・泣く
                              熊も食えません
渋の成分はタンニンなんだそうで これが多いほど渋いのですが、
不思議な事に甘く変化すると今度は多いほど甘くなるという性質があります。

つまり、渋い柿ほど甘く変わるわけですね。
渋を甘く変化させる(渋を抜く と表現されますが)方法には数種あります。
塩温水や干し柿。
アルコールなどです。

日本沢やもっと大型の大和柿ではその中で最もシンプルな方法が取られます。
戸棚の中にそっと放置する というものです。
富山では「とろませ」と呼びます。
完熟にすれば否が応でも甘くなりますからね。

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こういう状態になればOKです。
熟し柿です。
待ちきれずに渋いうちに食べてしまった記憶もあります。

最近ではすっかり食べなくなりましたが、どういうわけかこれは女性がおおいに好みます。

とはいえ大量に戸棚にしまいこむ訳にもいきませんから残りは干し柿にします。
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昔はかちかちになるまで干して冬の間のおやつになりましたが、最近では早くに取り込んで冷凍保存がお気に入りです。

柔らかくて自然な甘みが豊かな気持ちにさせてくれます。

でも、これも最近ではあまり食べなくなりもっぱら家内専用品となりつつあります。

私が欲しいのは皮です。
干し柿を作った時に皮を乾燥保存しておき、冬の漬物に加えます。
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沢庵漬けです。
唐辛子と干し柿皮
米ぬかと塩    たったこれだけで美味しく漬かります。

他には白菜漬けなどにも加えます。

実に自然な甘みが加わります。
昔からこうして貴重な「甘味」を無駄にせず利用したんですね。

こうして忙しい晩秋を昔の人たちと同じ事をして過ごしているんだと思うと不思議な安らぎを覚えます。

人の心も気候も時代と共に移ろいますがルーツとなる食べ物だけはしっかりと受け継ぎ、その味を次世代に引き継ぎたいと思います。

沢庵漬けも若い方々には好評なんですよ。
ただ、匂いを気にされる方々が多くなってきたので仕込む量は随分少なくなりましたが、、。

日本の冬の風物詩は守りたいものですね。




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