カニという奴は殻にくるまってじっとこちらを窺っているように見えます。
そこでついこちらもカニというだけで何かしら身構えてしまっていませんか?

基本的なことさえ押さえてしまえばなんてことはありません。
今回の材料は韓国の「ケジャン」です。
素材をいじる前にケジャンをおさらいしましょう。

生きているワタリガニが手に入ったら
たわしでよく洗います。
ケジャンのタレ(後記)をあわせて置きます。
甲羅を下からはがし肺とクチバシを取り、つま先をカットします。
キッチンハサミで1/2~1/4に切り分けます。
タレをまぶして容器に入れて冷蔵庫に保管。(一番上にたっぷりのタレ)
3日ぐらいから食べれます。
IMG_6761.jpgこのポイントは「非加熱」という点。
したがって体調不全の方は食べてはいけません。

ワタリガニ料理は全て手づかみでバリバリと食べるのがルールです。
身を齧り取り、殻をほじりしゃぶり尽くして 殻を出します。
口中に残った細かい殻はお酒でグビリと流し込みます。
気取っていては美味しく食べれません。

私はズワイガニでもこれを作って平気で食べますが回りは引いてしまって食べてくれません。
恐る恐るどうにか一口食べるだけです。
やはり生ガニというのが抵抗あるのでしょう。

そこで誰でも安心して食べてもらえるようにちょっとだけいじってみました。
大した事じゃありません。
茹でるだけです。
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 このカニは絶対小型がおすすめです。
大型は殻ごと頬張るのに向いていません。
ひと山いくらの安価な小型は殻も柔らかくて食べやすいです。
そして足先には身がほとんど入ってないのでカットします。
第一関節には少し身が入っていますがほとんど手に取る時の持ち手の役割程度です。

このダルマさん状態で約10分茹でます。
茹で上げて粗熱が取れたらハサミで1/2にカットして容器に
タレ、カニ、タレと重ねて収めていきます。
一番最後にはタレをたっぷりと乗せて冷蔵庫で保存。
翌日から食べれます。
生でなくても味はよく染み込んでくれますので保存性も良いようです。
1週間は持つでしょう。
IMG_6763.jpg
これで”活きているのでなければならない”という縛りが解けました。
新鮮なものならばいつでも可能なことが判ったわけです。
ただし、ケジャンの醍醐味とも言える卵の味わいに関してはやはり茹でる分風味は落ちるでしょうが。

レタスや胡瓜などを添えて辛味を和らげながら召し上がってみてください。
殻付きのエビでも同様に行えます。
野菜や冷麺に乗せて酢やレモン果汁などをかければたちまち韓国風サラダや冷麺になります。

ケジャンの主材料であるコチュジャンには酢を加えた「酢コチュジャン」という使い方もあるんです。
(そのままやん)
これはイカのお刺身などに最適。
ですからケジャンと酢の相性もバッチリという訳です。

ケジャンのタレのレシピを書いておきます。
カニやエビの旨みが混ざったタレは残ったら色々と使えそうです。
鍋物の隠し味、ヤキソバ、パスタ、ナムル風、各種和え物、海鮮チャーハン、ビビンバ、Etc..

また、まだ試してはいませんがエビやカニを殻ごとぶつ切りにしたものを炒めてケジャンのタレで少し煮込むように仕上げると新たなチリソース具足煮となると思われ
しかも恐ろしくお酒が進みそうな予感に満ちています。
ご飯にも合いますよね。(付け足し的にご飯の味方)

(基本のケジャン作り方)
コチュジャン 1カップ      活きているワタリガニ    
醤油    1/2カップ      ふたつき容器 
砂糖    1/2カップ
ゴマ油   3/4カップ
酒       1カップ
韓国唐辛子 1/3カップ(好みで調節)
生姜少々、ニンニクその3倍程度。
玉葱みじん切り2カップ
長ネギみじん切り1カップ

野菜類をみじん切り、またはフードプロセッサーにかける。
材料を全てボウルに合わせてホイッパーでよく混ぜる。

カニの爪を切り外す。
殻ごとたわしで洗う。
甲羅と腹側のフタを外す。
ガニ(肺)とクチバシを取る。
卵やミソを取り出しタレにからめておく。
カニを食べやすい大きさにカット。
爪は1/2に切り分ける。

容器にタレ、カニ、タレと交互に入れていく。
甲羅の内側にもたっぷりタレを入れて重ねていく。
最後に残ったタレをたっぷりと乗せてふたをして冷蔵庫へ。
3~10日が食べ頃。










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