2008.09.15 ワタリガニ
ワタリガニの話は尽きません。
何から書こうかと迷うほどです。
昔はよく獲りに行きました。
まだカゴで獲ることが許されていたころはカゴでも獲りました。
夜、カゴの中に魚の頭を仕掛け堤防から外海に投げ込んでおきます。

夜釣りか常夜灯の下で本でも読んで時間をつぶしてから引き上げるとカゴの中にはわんさかとワタリガニが入っていたものです。

投げ釣りででも釣れます。
小さな網と重りがセットになったものに魚の頭をくくりつけて夜釣りします。
ポイントめがけて投げ込みアタリをとります。
アタリはキス釣りのようにはっきりと出ます。

釣りもカゴも問題は堤防上にあげてからです。
ハサミを持ち上げて必死に威嚇し手を挟もうとします。

ワタリガニは根性の悪い継母のような爪をしていますから
IMG_6722.jpgこれに挟まれると夜中に独り堤防で叫び声を上げるハメになります。
軍手の上から爪と指腹をぎゅううと挟まれると
『絶対穴が開いたな』
と思うほどに痛いんです。

奴はこうして小魚をブスリと捕食するのです。
ズワイガニのおとなしいハサミに比べ
本当に性悪な性格が爪先に現れているではありませんか。

それで痛い目にあった分、よりいっそう『美味しく食べねば』 という決意が高まるのです。
八つ当たり的逆恨み的コノヤロメ的な料理人のサガです。
食いしん坊なのか幼児的なのか自分でも判別しかねます。
要は美味しい物が食べたい一心ですね。

黒鯛を狙って夜釣りをしているときにもコイツはいたずらをします。
不審なアタリが続いて餌ばかり取られる時には犯人はたいていコイツです。
時にはその名の通り海面を泳ぎ渡っています。
月夜に海面を移動するのを目撃しました。
近くで見ると
IMG_6733.jpg IMG_6735.jpg
足先を器用に動かして泳ぐのが判ります。
一番後ろの足先などは泳ぐというよりスクリューのようにグルグルと回っているように見えます。
他の足先も薄くなっていてまるで船を漕ぐオール状です。

ですから意外に足には肉がありません。
あの強烈なハサミ技の爪ですらあっけないほどの身しかありません。
泳ぐ為身軽でいて浮力を稼ぐ必要があるのでしょう。
胸部分が美味しい所です。

ワタリガニのレパートリーはあまり知られていません。
汁の実や鍋物~せいぜいがパスタのクリームソースぐらいでしょうか?

ところが中国料理や韓国料理には沢山美味しいメニューがあるんです。
しかも、それから引用できるヒントに溢れています。
次回はそれらを書いてみましょう。



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