外国航路のタンカーに調理の仕事でほんの数年乗船していました。
面白い話も沢山ありますが今回は「ミルトン」の事を書きましょうか。

タンカーというのは油を積むわけですからいわゆる港町のような華やかな町にはあまり縁がありません。
僻地ばかりでしかも航海日程が恐ろしく永いのです。
それで南アフリカのケープタウンを通過するときにヘリコプターで食料積み込みを依頼することになりました。
すると全員
(と言っても30万トンの船で5階建てビル相当の居住区に30数人だけ)
そわそわし始めるのです。
中には工作室でナイフを作り始める人もいて私にも勧めます。
「ミルトンを何キロ注文した?」などとあちこちで交わしています。
そのうち注文リストが回ってきて理由がわかりました。
ダチョウの卵の置物などのお土産などに混じって干し肉があったのです。
これが超美味!
一体何の肉なのか見当もつきませんし味わったことのないスパイシーな香辛料もたっぷりまぶされていますが、止まらないくらいに美味しいのです。

船を下りてから色々なジャ-キー類を食べましたがあれに勝るものにはお目にかかっていません。
市販のビーフジャーキーは脂が多すぎます。
乾燥肉には脂肪は邪魔なのが解らないのでしょう。
理想をいえば馬肉でしょうか?
脂肪が無くて柔らかい赤味肉ですね。

と、いうわけで今回23番目になるのがササミの干し肉です。
本当は「ササミジャーキー」と言いたかったんですが既にドッグフードで販売されていますので名称を変えました。
DoggF.は廃鶏で作るそうですが私は若鶏のお刺身用で加工します。
簡単にできて、しかもちょっぴり本場「ミルトン」のような食感も楽しめて私にとっては懐かしい一品です。

23、ササミの燻製(干し肉)
   若鶏ササミ肉、醤油、唐辛子、みりん、砂糖、にんにく、生姜、黒コショウ。
 IMG_6391.jpg
ササミは皮を剥き、筋を取りまして横から包丁を入れて開きにします。
醤油たれに一日漬け込み、串に刺して乾燥させます。
軽くスモークして完成。
むしるか裂いてお召し上がりいただけます。
ミルトンのようにナイフで削る必要はありません。
ピリッとした味でビールのお供に最適です。

24、ホタテの佃煮
   北海道ホタテ、醤油、水あめ、砂糖、純米酒。
25、ホタテヒモの佃煮
   帆立貝ヒモ、刻みイカ、生姜、醤油、水あめ、砂糖。



次はキムチです。






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