2008.02.14 ヤリイカ
生きているイカは透き通っています。
IMG_3911.jpgヤリイカです。
美しいものですね。
ホタルイカでもアオリイカでも生きているイカはこんな透き通った姿なんですよ。



地上や空中の物しか見る事のできない私達はこんな姿を見るとどうしても空対力学的に尖った方に進む姿を連想してしまいます。
でもそれは緊急避難の時だけで普段は足の方へと泳いでるんです。
目も口もこちら側にあるんですから当然ですね。

足をそろえて真っ直ぐ伸ばしエンペラ(ヒレ)で水をかきながら
そっと獲物に近づき画像ではやや赤く見える触手をスーと伸ばし一瞬で魚を捕らえ
即座に抱き込んで後頭部に噛み付きます。

このヤリイカを夜釣りで狙う事に熱中した時期がありました。
水深8m以上あり海底に海草の繁った場所に1~2月頃産卵の為接岸するのを狙うのです。
大型の電子ウキを改造し、ほんの少しの微妙なアタリでも見逃さないように調節します。

80m先の水深9mと言う風にピンポイントで攻めます。
ところが慣れないと全くアタリが判りません。
実に静かにそっと捕食するのです。
お行儀がいいんでしょうね。
アオリイカなどはまるで黒鯛でも釣れたのか? というぐらい派手に暴れるんですが。
両者を比べると粗暴な男子と上品な女子と言うぐらい違いがあります。

餌にはイワシなどの小魚を針につけて別にイカ針をぶらさげますが見事に後頭部から齧られます。
うまく針がかりさせると猛烈に暴れますがこのときに噴射口から墨や海水を吐きながらジェット噴射のようにして逃げようとしているのです。

このヤリイカを一夜干しにします。
あんなに苦労して狙い続け、
あげくには凍てついた橋上でスリップ転倒事故を起こし車を一台つぶしてしまった経験のある私としては『そんな恐れ多い』とひるみそうになる仕事ですが、
漁師町では皆普通の顔をして干します。

ふざけた話だ と思っていましたが食べてみればあっさりとして美味しい!
それならばというわけで作りました。

IMG_3892.jpg

焼いてみました。
IMG_3896.jpg

焼くと縮みますから肉厚に見えますが柔らかいから食べやすいです。

旨みとか甘みはあまりありませんがあっさりとした味わいです。





スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://oisiitoyama.blog96.fc2.com/tb.php/258-b9b52dd7