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私が達人のお店に初めて知人に連れていかれた時、
真っ暗な夜道、街はずれまで車を飛ばすものだから内心恐怖すら
感じたものでした。

でも、無事() お店に着いたら真っ暗な田園地帯に大行列していたのです。

ところが、初めて食べた時にはあまり解かりませんでした。

その後、もう一度食べた時に衝撃が走ります。
頭ではなく、舌と体で  です。
なんだか毎日調理の仕事をしているにもかかわらず
体が欲してるものがあったんだとその時に気が付いたんです。

「これだったのか!」  と

その後も何度も通いました。
しかし、自分も中華料理店をしている身で
そのお店で何度か自分のお店に来るお客さんと遭遇するのです。
これはイカン、この店に迷惑が掛かると通うのを止めました。

それから随分年数が経ち自分が食べた中で一番美味しいと
思ったあの味を再現しようと思い立った時にそのお店が
閉店してしまっていると聞き、とても驚きました。

そして
ある人を介して度々当店に達人が訪れるようになり、
沢山のヒントを頂きました。
その時に厳命されたことがいくつかあります。
砂糖を入れるな
達人の店名を出さない
等々。

チャーシューを煮る時に砂糖を入れると簡単に味が決まるが
後で必ず味に悪戯をするというのです。

私もその後迷いが出た時に一瞬だけ砂糖を使った時期が
ありますがやはりその通りでした。

それからお店ではミニ丼を1,000回以上数百種
現在に至るまでの数十種の期間限定メニュー全て無糖無添加で
通しています。(寿司を除く)

ある時
当店にいらっしゃるお客様が「富山ブラック」という名称を
言われ始めた時、数多くの反論批判が噴出しました。
黒いラーメン全てを指して
塩ッぱいだけじゃないかと非難し、
「あんなものを富山の代表みたいに言うな」というものです。

でも、単に色だけじゃなかったはずです。

ブラックコーヒーには砂糖が入りませんよね?

jc66.jpg

そのピュアな味わいに着目したネーミングだったと
私個人は推測しています。

その当時は缶入りコーヒーですら甘くどい物しかありませんでした。
私の作るラーメンもひどい酷評を浴びました。

今、街の自販機でもブラックコーヒーが並び、
甘くどいものは逆に忌避されつつあります。

私や、「蓮」さんの作る甘くどくない
無糖、天然素材のラーメンも
ようやく認識されるようになってきたのだろうかと
密かに胸をなでおろしています。

当店、「万里」と「蓮」では
砂糖の入らない黒の正譜を受け継ぎ守っています。





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