20歳代の頃外国航路のタンカーに乗船していました。
日本石油の油槽部門の会社で母港は鹿児島県喜入(きいれ)、
日本最大の石油備蓄基地といえばご記憶の方もおいででしょうか?

貨物船などは賑やかな港に入港しますが、タンカーは危険物を
運ぶためへき地での入港が多いのです。
例えばアフリカの小さな町で沖の投錨で荷卸し、の場合

上陸し、町で唯一の酒場に出かけると町には街灯もなく
真っ暗。
TVなどで見るアメリカ系黒人とは全く違うまるで墨滴でも
塗ったかのような漆黒の顔の人達が暗闇の中
目を開けていれば存在が解ります。

笑っていれば白い歯が見えます。
でも口を閉ざして目を閉じていれば見えない
と言う位の町の酒場で
驚いたのが日本のオーディオメーカーの「山水」(さんすい)の
スピーカーがあるんです。

改めて日本の商社の凄さを理解した次第です。

おっと
横道が過ぎましたね。

そんな生活の中で久しぶりに次の寄港地は日本と聞くと
矢も盾もたまらない喜びに船内が沸き立つのです。

「次の寄港地は喜入」
と船長から船内放送が流れた途端皆心は鹿児島市内で
時間を過ごすことに心奪われます。

そんな時に船内で交わされる言葉が
「鹿児島(市内)に行ったらこむらさきへ行け」と言う言葉。

「こむらさき」といえば熊本が有名ですが中身は別物
天文館こむらさきも鹿児島を代表する有名店です。

一般に九州では濃厚豚骨が多いのですが
鹿児島では白濁させない比較的さっぱりな豚骨が主流。

また鹿児島県人の気骨はヒト真似を激しく嫌い
「まねしごろ」と言って軽蔑するのです。

それ故にどこの有名店でもレベルが相当高いのに
それぞれの特徴を有しており、また人口比でも
店舗数が高密度なのに

鹿児島ラーメンの特徴はこれこれ  といった共通項が
挙げられず博多などと比べるとややマイナー感があるのです。

ここ「こむらさき」さんでもルーツは台湾だとされる
白い極細麺とその特殊な製法ゆえに地元民ですら
「あれはラーメンじゃない」と酷評する人もいるそうです。

でも美味しいものは誰が食べても美味しいのです。
私も家内も息子も大ファンです。
何と言ってもこちらだけじゃなく有名店でも小さなお店でも
鹿児島では化学調味料の使用率が少ないのがありがたい。

やはり素材の良さがあってこそなのでしょうね。
近日リスペクトを添えて私流「こむらさき」をご披露いたします。





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