雪と氷に閉ざされる雪国では小鳥や昆虫にとって
越冬する事はまさに命がけです。
昆虫は餌もない状況で冬を耐え春を待ちます。

小鳥も餌が乏しいのは同じですが植物性の餌を食べる
スズメやメジロ等はまだ何とかなるとしても
肉食と言うか虫を食べる種類の鳥は過酷を極めます。

ツバメは普通冬を避けて南に移ると聞くと
単純に寒さを逃れると思いがちですが、これはやや不正確で
実際は餌となる虫がいなくなるからと言うだけなのです。

その点雑食のカラスなどはやはり無敵と言えます。
だから尚更嫌われるのですが。

セキレイは何種類かいて河原や奥山に生息するタイプも
いますが一番身近なのがヒトの住むエリアにいるタイプです。

雪が溶けて水が流れるようになると家の前まで来て
何かをついばむ姿が愛らしいものです。
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では雪が降り積もったら一体何を食べているのかしらと
家内が不憫に思い、車の下に紙を敷いて餌を置き始めました。

パンのクズやご飯の残りなどです。
でも全く見向きもしてくれません。
もしかしたら肉食なのじゃないかと焼き魚の切れはしを
与えると盛んに食べてくれるのです。

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こうなると野生とは言え妙に慣れてきて
車のそばを通っても逃げないほどになりました。
ますます可愛くなってきます。

そして職業柄、はたと思い当たりました。
ヒトが肉だけを食べていたら病気になりますよね。
野菜も食べなきゃいけません。

ライオンだって肉食獣でいながら草食獣を倒したら
真っ先に内臓を食べると言います。

栄養学の丸元先生はサンマの内臓には必須微量元素が
含まれているから積極的に食べなさいと言われます。

ヒトは海中のプランクトンなどを摂って栄養を補う事が
出来ないからライオンのように小魚を通して摂取することが
出来ると言う理由です。

つまり
一部の昆虫は植物の葉を餌にします。
それをセキレイが丸ごと摂ることで
肉食でありながら植物性の栄養素を取り込むことができるのに

魚の身肉だけを与えていたのでは
人に例えると焼き肉のみを食べて野菜を摂らない食生活と
同じじゃないか?

と気づいたのです。
そう
相当入れこんでしまいヤバいくらい感情移入しているのです。

そこで
丸ごとの魚で内臓に植物性に近い栄養素を持った小魚
を考えて見ました。

アユ
一番理想的です。
腹の中には珪藻が未消化で残っているでしょう。
でも食べてしまって在庫はありません。
残っていたならミンチにしてやれば理想的健康食だったはず。

次にちりめんじゃこを考えました。
これなら在庫は常にあります。

さっそく与えたところせっせと食べてくれます。
しまいにはつがいなのか二羽でやって来るまでになりました。
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でも雪が溶けて無くなるとどこか本来の餌の虫の獲れる場所に
行ってしまったと見えて姿を見せなくなりました。

でももう少し暖かくなったらヒナを連れてやって来るでしょう。
セキレイの恩返しとでも言いましょうか
その時にはまた画像をご披露できるはずです。





a place i n the sun


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