2017.09.30 すっぽん釣り
すっぽんは富山の河川に広く生息して
多産と強力な噛み技でナマズと並んで無敵の両巨頭となっています。

ナマズは何でも丸呑みし、すっぽんは何にでも噛みつきおまけに
手足がありますから気の向くままアジトを移動します。
そのためかあらぬか思いがけない場所にまで生息しています。

数年前に初めて狙った時には実に簡単に釣れました。
あまりにあっけなく釣れるものだから
『いつでも釣れる』とすっかりなめてしまっていました。

ところが今年”限定メニューに使おう”と思って出かけたところ
川の様子が一変しているのです。
前回はまるでイケスのようなプール状態だったところが
無くなってしまって狙いが絞れず、おまけに今年の夏は
雨が多くて水温が低くさっぱり釣れないのです。

8,9月と丸々二か月軽ワゴンの「山菜号」の車内に釣り竿を
満載して狙い続けました。
こんなに熱心に釣りに励んだのも本当に久しぶりです。

中国料理店をしていた頃の事を思い出してしまいました。

釣りの経験のある方ならお判りでしょうが
「必ず釣らなければ帰れない」というプレッシャーは
とても重くそこには本来のお遊びの楽しさなどありません。

もう10年以上前の頃
毎年新年会の予約を入れてくださる会社がありました。
正月明け早々に社長さんが社員の方々をねぎらわれるのです。

ところが困るのが前菜。
鮮魚の中華風お刺身を出したいのに市場はまだ開いていません。

そこで大みそかには毎年夜釣りです。
その頃は毎年沖の離岸堤で紅白を聞きながらクロダイ狙いでした。
大きなのを二匹挙げるまで帰れません。
結構なプレッシャーでした。

でも今から思い出すとそれもまた楽しい思い出なのですから
釣り師は懲りないものですね。
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ここは水鳥のサンクチュアリのようなところ。
さしずめ富山のドナウとでも命名しておきましょうか。
ここですっぽんを狙っていると水面からにょっきりと顔を出して
こちらを覗きに来るじゃありませんか!

すっかりバレてるようです。

すっぽんがこんなに賢い奴だとは知りませんでした。
でもようやく一匹だけ釣り上げました。
ib83.jpg

背中の傷は取り込みの際に脱走を図り
私と格闘した時の傷跡です。
おかげでリールと竿を破損してしまいました。

でも
あとは地下水で一週間から十日ほど養生すれば
高級食材となってくれます。

富山の恵みに感謝
すっぽんにも感謝。


美しき人間の日々



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