タンカーの外国航路でアメリカのオレンジを喜んで食べていた頃
一冊の本に出合いました。

日本に輸入されているサンキストオレンジや
米国産グレープフルーツなどがいかにひどい食品かを解説したものです。

柑橘類というのは厚い皮に覆われてはいても傷みやすいのだそうです。
そこで箱の中に一枚のペーパーが入れられてきます。
これには強力な防腐剤がたっぷりと染み込まされていて
日本に着くころにはそれが全部揮発し、柑橘に吸い込まれてしまっているのだとか。

ジフェニールだったかと記憶していますが
それは米国内では使用が禁止されているのに日本向けではOK
なのだと読み憤慨し、それから以後は一切口にしなくなりました。

結婚して家内にも厳命しましたから
可哀想にかれこれ40年家内も食べさせてもらえなかったという次第です。


随分前オレンジ輸入自由化をめぐって日本中が大騒動になったことがあります。
いわく、ミカン栽培農家が全滅してしまうんじゃないか?
という心配からでした。

しかし、日本人はここでも粘り強く品種改良に励み
いまでは清見オレンジやせとか、甘平(かんぺい)などなど
サンキストオレンジをしのぐ風味と食感をもつ柑橘を作り出したのです。

私も今までの暴君ぶりを反省してせっせと買い求めては
家内と美味しく頂いております。

柑橘と言えば
これまで国産レモンがほとんど入手できませんでしたが
これも大量に出回るようになりました。

家でも栽培したことがありますが、
今までサンキストレモンの味しか知らなかったのが
国産レモンはどうやら品種が違うと見え味と言うか風味が
異なるのですね。

やはりこちらの方が優しく、フレッシュで美味しいです。
ありがたく使わせていただいております。

hp55.jpg

今回のカニワンタンメンではラー油とレモンの酸味が
ぶつかることで面白いバランスが生まれます。
これからも楽しめる素材です。

生産農家さん達のおかげで助かっております。
感謝。






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