2017.02.21 狩猟の話-1
普通狩猟というのは猟期が定められていてその時期以外は
原則禁止です。
それが処理場建設、施設開設のハードルとなっています。
せっかく作っても安定仕入れができないからです。

事実、石黒木太郎さんが作ってくれる以前にも富山県では
そういった施設が無かった訳じゃありません。
でも材料の調達量が圧倒的に少ないために私達も手が出なかったのです。

ところが、木太郎さんたちは害獣駆除の指定を受けているので
通年の狩猟が(駆除)認められているのです。
これは私達にとっても誠にありがたい事です。

では具体的に野生獣はどんな害をもたらすのか?

熊はヒトと遭遇すると驚いて反射的に殴り掛かる、噛みつく。
そんなことをするヒトは今時もういませんよね。
やはり害獣なんです。
以前に
富山市で畑作業をしていたおばあちゃんに熊が遭遇した時
の事です。

実は熊は本来山の中に棲む為人里に出るのはかなりの
ストレスなのだとか・・
だからやむなく餌を求めて里に下りた時も茂み伝いに
ひっそりと進みたい。  だけど次の茂みが遠くにある。
そんな時は必死に走り抜けたい。

そこにヒトがいたらやみくもに腕で振り払います。
熊手そのもので張り倒されたおばあちゃん。
お気の毒に顔面が剥がれてしまったそうです。
病院に担ぎ込まれましたが手当の甲斐なくお亡くなりになってしまいました。

山にいてくれればただの獣ですが
里に出てくるのなら熊はもうただの熊ではなく
危険極まりない害獣なのです。

頼りになるのはハンターだけです。

ちなみに
熊はその体構造の故かボクシングでいう所の”フック”しか
出来ないそうでいわゆる”ストレートパンチ”のような動きは
出来ないのだとか・・。

そこで冬眠明けの猟期にはこんな不思議な狩りの手法が
あるそうです。

冬眠明けが近くなったらねぐらの穴に木枝を詰め込むのです。
熊は怒って抱え込み自分の後ろへとさらい込みます。
それをどんどん繰り返し
とうとう自分の居場所まで無くなってしまうまでになり
すごすごと穴から出てくるというのです。

そこを待ち構えた槍や鉄砲で仕留める  というもの。

やはりヒトの方が一枚上手なんですね。

冬眠明けの時が高価な熊の胆(胆のう)が一年で最も肥大
しているのだそうで、もちろん食事をとってないからなので
そういう意味では一抹の哀れささえ覚えずにはおられませんね。

この熊の胆(くまの い )は昔、奥深い山で暮らす人達にとって
無くてはならない必需品だったと言います。
あらゆる病気に熊の胆を用い、神秘的な効果を発したそうです。

胃腸系はもとよりあらゆる疾病の万能薬
一例では  
卒倒した時には熊の胆を少量湯に溶き飲ませる
小児の夜啼きには熊の胆を少量臍に入れて置くとよい
耳が俄かに痛む時には熊の胆を少量冷水で溶き耳の穴の中に
1,2滴入れるとよい

などとあります。

ところがしまいには街の商業主義にそまった製薬業者が
粗悪なニセ熊の胆を持ち込んで本物を奪い取っていってしまう
というのですから結局一番悪いのはやはりヒトですね。


カニとタコの戦い







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