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「謎のアジア納豆」 という本を読みました。
これによるとアジアの広い地域で普通に納豆が食べられている
というのです。

一部で知られている固形状になったテンペではなく
日本の納豆とほぼ同じようなスタイルのものです。

私たち日本人は
『納豆は日本独自の物』 と思い込み過ぎているらしく
しかも日本の納豆が一番と過信しすぎているようなのです。

アジアには良く知られたシルクロードの他に
裏のシルクロードとも言える道があり
それは決して広い道路ではないが徒歩で集落伝いに
西へ西へと集団移動した経路だというのです。

なぜ西へと移動したのかというと漢民族の膨張に押し出されて
というのが原因で
その人たちが、納豆を作り、常食している。
だから裏のシルクロード伝いに納豆が様々な形で存在している
というのです。
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その過程で異なる民族や、山の民、などを巻き込みつつ
色々な食習慣も乗り越え、異なる主食をも抱き込み
その地域に異なる納豆が浸透しているのです。

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日本に滞在したことがあるという現地の人に筆者が
「日本の納豆はどうでしたか?」と尋ねると
「悪くはない、だけどどれも同じ味でつまらない」
と答えたそうです。

??????ですよね。
『納豆が納豆の味でなぜつまらないのか?』
と思いませんか?

かの地では唐辛子入りだったり様々な香辛料や調味料を
加えた納豆が多種存在しているそうで
また、納豆を一つの食材として捉えス-プや炒めもの
チャーハンや和え物など多彩な活用をしている  との事。

その作り方というのがまた驚きなのです。
ほとんどの地域が山のシダで煮豆をくるみ竈の上に置いて
おくだけというシンプルなものです。
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その特徴は粘りが弱く、香りも日本の物ほどは強くない。
したがって炒めたり、刻んだりしやすい。
加工するにはかえって好都合な納豆だというのです。

これは私も合点がいきます。
私は市販の納豆をタネにして自作しますが
どうしても粘りと風味が弱いのです。

でもその分加工がしやすく、
また香りが弱い分だけ豆の風味が強く出るのが特徴なのです。

本では
アジア納豆に馴染んでから帰国して日本の納豆を食べて
「日本の納豆は粘りがありすぎるような気がする」と書き

続けて
日本の納豆は言うなれば”よくできた栽培品”とまで語ります。

いっぽうアジア納豆はワイルドな自然児よろしく放任飼育
のような造りで粘ったり、粘らなかったり。
でもそれをそのまま普通に受け入れて常食している。

日本でもかつてあるメーカーがフランスの展示会に
出品するために粘りの弱いものを作ったことがあるそうです。
筆者曰く、それこそが納豆本来の姿ではなかったか  と。

面白い本です。
続きます。



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