2016.07.18 早月川
私達日本人は安全な飲み水というものに慣れきっていて
外国に行くと思わぬ失敗を犯すことがあります。

特にインドやアフリカでは必ず水で腹を壊すと言います。

ある人がアフリカで飲み水には十分注意していたそうですが、
ホテルのバーで酒を飲む機会がありウイスキーの水割りを
頼みました。

水はもちろんミネラルウオーターです。
安心して飲みました。

でもやはり腹を壊したのです。
何故だと思われますか?

原因は氷でした。

私も一度だけアフリカの地を踏んだことがありますが、
ビールしか飲まなかったおかげでそんな目には遭わずに済み
ましたが水割りを呑んでいたなら確実にやられていた事でしょう。


さて日本では安全で美味しい山水を集落の水源としている所は
沢山あります。

hh7.jpg

ここ早月川の小さな集落でも同じです。
汲ませていただきました。

でも、良い水を得るのにはそれ相応の苦労があるのです。
パイプから出る水を1軒だけで使うのならまだしも
集落全体で使うとなると皆で水源地の保持管理、清掃
などの仕事が必要になります。

沢山住んでいた時なら何という事もなかった仕事が
ここでも御多分に漏れず
人口の減少と高齢化でそれすらままならなくなってきている
というのです。

ですから
いきずりに汲ませてもらうだけでも何だか申し訳ない
気持ちになります。

でも、まだ人が住めるだけここは幸せな場所とも言えます。
渓流釣りに連れてってもらったある集落では
もう人がほとんど住めなくなった所すらありました。

まだ家が散在してはいますが、町住みになった住人が
残っている畑で仕事をしに来るだけという状態になっているのです。
なぜ生活が出来ないかと言うと

かつてはそこには広い田があったというのです。
川から水を引き水田を潤し米を作って暮らしていたのです。

それが一軒ずつ離村していくと水田もまた一枚ずつ
耕作放棄となりしまいには僅かに残った人だけでは
用水の管理保持もままならなくなり、とうとう全ての水田が
打ち捨てられてしまったのです。

そのかつては美田だったところには今はコゴミゼンマイが
びっしりと生えています。

水田程大量の水を必要としない野菜だけが残った家の周囲に
栽培されていてようやくそこがまだ「活きている」証となっているのです。

そこを通過して奥山に入る度に物悲しくなりました。

でも
そこを流れる小川はずっと昔から今もそのまま流れ続けているのです。

人の営みの小ささにため息が出るほどですが
自然はそんな事にお構いなしにずっと変わらずに。

_____________________________

硬水、軟水合わせ音立てて海に流れ込む早月川にて、
hh6.jpg

雨の後で珍しく濁りが入っています。
ここは岩だらけの河なので滅多に濁らないのです。
hh3.jpg hh4.jpg

普通、上流域ではこんな大きな石があっても下流域や
河口に来ると砂が多くなるものですが急流なせいか
河口までごろごろしています。

そのため荒れた時にはその石が波に持ちあげられて堤防に
ぶつかるものだからこんな有様になっているのです。
hh1.jpg


ここはそんな激しいポイントです。
でも伏流水は海底でも湧水となって出るので
岩牡蠣をはじめとする豊かな海の幸を育ててくれる場所
でもあります。
hh5.jpg

ルアーマンがひっきりなしに訪れます。










スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://oisiitoyama.blog96.fc2.com/tb.php/1358-eb516916