2016.06.26 ススタケー2
ススタケと言えば全国的には煤竹(すすだけ)の事を
指すことが多いようです。

これは昔、
藁ぶき屋根の天井裏に細竹を敷きならべたのが
長年の囲炉裏の煙にいぶされて煤けた竹のことです。

まるで燻製のように黒ずんだ竹は趣味人、通人の
間では茶室などに好んで用いられました。

そういう人達のために竹材として調達する業者さんが
いるのです。

でも今はそんな古民家などほとんど存在しません。
考えてもみてください。
朝起きたら囲炉裏に火をくべる事から一日が始まりますが
その度に家の中じゅうに煙が充満する生活です。

家具も、衣類も、生活用具や持ち物全てが煤竹のように
色づき、匂いが移る生活を・・。

観光でそんな古民家で囲炉裏に掛けた鍋から
美味しいものを食べに行くのなら楽しいでしょうが
普通は耐えられないでしょうね。

もっとも、今じゃ残存している古民家であっても
囲炉裏に直接火を炊くことはしないで、
ガスで炭火を熾して囲炉裏にくべると言う位でしょうか?
でもそれじゃ天井裏の竹は煤竹にはなりませんね。

今は染色した煤竹が普通に流通しているそうです。
縄目模様のものまであります。
元々は藁ぶき屋根の天井に縄で止められていた事で
着いた模様だったものでしょう。

では
材はどこから調達してくるんでしょうか?

それについて道のある限りどこまでも奥山に入るという
Yさんが面白い話をしてくれました。

森林組合だか営林署だかの小屋があるところで見たそうです。
ドラム缶を縦割りにし溶接で繋げて長い風呂状態にして
そこで竹を茹でて曲がりを伸ばしたものを
小屋の横に沢山立てかけてあったというのです。

なるほどと思いました。
ネマガリタケという位ですからそのままでは材には
なりません。
茹でて伸ばすことで材となっている訳ですね。

でも太さや長さをそろえるのも結構大変そうですが
良い値段になるんでしょうね。

でも、
Yさんが語るには
地面ギリギリのところでスパッと切ってあるのですから
非常に危険で怖かったそうです。

このネマガリタケは雪に押し倒されるという為かどうか
地面に水平くらいで発生するんです。
それから急に立ち上がります。

孟宗竹のように素直に垂直方向に伸びるのとは全く異なる
出方をします。
ですから
その切り口たるや氷を掴む鋭いフック状の爪のような
或いは、切り出しナイフのようになっていたのでしょう。

まるで
イノシシの落とし罠の底に竹槍が待ち構えているような
図でしょうか?

近寄りたくはないですね。

ススタケと私達が呼ぶことと煤竹との因果関係は
まだ解りませんがいずれどなたかのご教示を仰げると
思います。




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