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お馴染のハナイカダです。
春の早い時期、林の中から陽光を求めるようにして
枝先を伸ばして芽吹きます。

ですから林の端、つまり林道へと伸びてくるので見つけやすい
ものですが、あまりに普通で目立ちません。
一度解ってしまうと案外今まで見落としていたことに気づき
『なんだこんなトコにも居たのか』  と拍子抜けします。

葉の上に花が咲くと言うのは他に無く同定のしやすい
山菜です。
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枝先の小さな葉の塊をそっと丸ごと採取して
天ぷらにしますが、コシアブラなどと同様
その一枝はそれきり枯死しますので大きな木で
少しだけ行うようにしたいものです。

もう少し大きな葉になったら6~8枚ほどあるうちの
数枚だけ摘み何枚かは残すようにすれば大量に採れます。
木へのダメージも少なく出来ます。

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お浸しや葉の裏にだけ衣をつけた天ぷらなどが
美味しいのですが、何といっても菜飯が有名です。
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生のまま刻んで塩もみして熱々のご飯にまぶすだけです。
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菜飯と言えば大根菜飯が有名ですが
せっかくの春です
ウコギ、コシアブラなどとともにこれも一度は食べておきたいものです。
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大根葉もウコギもコシアブラも単に「菜飯」としか呼びませんが
このハナイカダのみ「ママコ飯」と言う別名を持っています。

東北ではこれをママコと呼ぶことからついているのですが
葉の上についた花やつぼみがまるで葉の上に飯粒を
散らしたかのように見える事から呼ぶのだなと
山で実際に見るとよく判ります。
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するとやはりただ単に菜飯とは呼びたくなくなります。
これはやはり「ママコ飯」と呼ぶべきでしょうね。

さて、いままで何年もこれを採取し食べてきました。
山菜の天ざるでも活用してきました。
でも結実したものには遭遇したことがありませんでした。

雄花(雄株)と雌花(雌株)があり葉の時点で異なります。
雄花は葉の上に数個の花が付き
雌花は一個だけしかつきません。

雄花は花期が終わったらそのまま一枚の葉になってしまいます。
ですから雌花であっても花期が終わって結実しなかったら
雄株、雌株ともに普通の一枚葉になってしまって
「これがハナイカダだよ」と
言われなければ初心者には同定不能です。

ところが!
今年はついに結実したものに遭遇できました。
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これだけ葉が大きくなると特徴も明瞭に見て取れます。
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春先の物とはもはや別人ですね。
勿論、天ぷらにしても硬くて歯が立たないでしょう。
今は鑑賞するしかありません。
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もう少しすると赤くなり、可食となるそうです。
そして最後は黒くなり一粒の種となるわけです。
面白い奴でしょ?

随時、訪ねて画像に残せれば幸いです。

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満開の雄花






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