山菜で山アスパラと呼ばれるものにはもうひとつ
「オオナルコユリ」もあります。

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これも希少で高価なものですが高級料亭ぐらいしか
需要がなく富山の市場では値もつかない状態なので
案外採られずに生き残っています。 
(市場持込→業、料、客の全てが不知無需、不成立→持込終)

シオデなどは手折ってもわき目から伸長するので
収穫によるダメージは少ないようですが
(翌年も盛んに萌芽するのでそれと解る)

このオオナルコユリはダメージがきついと言われています。
また滅多に群生せず単独での萌芽が多いために
絶滅しやすいとも言われています。

でも私は山の頂上付近で群生するところを知っていますが
おそらく環境の適したところで人間が手を出さなければ
群生する性質はあるのだろうと見ています。

日当たりの良い木々の少ない山地です。
立派な根茎が肥大するのでそれ程水気を求めないようです。

これもまたお店で並ぶことはまず無いでしょう。

萌芽の時は紛らわしいので知らない人は手を出さない方が
無難と言われる理由の一つに
「ホウチャクソウ」という毒草があることが挙げられます。

オオナルコユリ、ホウチャクソウ、ユキザサ、アマドコロこれらは
萌芽の状態が非常に似ていて熟練者でも同定不能な時期があります。

でも、少し成長した状態なら簡単に同定が可能です。
オオナルコユリは花芽が一列につき
ホウチャクソウは必ず枝分かれします。

ユキザサは小花が雪のように雲のように咲き
アマドコロは前者の茎が全て丸いのに比べ「稜」がある所です。
つまり茎の断面が丸くなく縦に筋が入っているのです。

もうひとつ観賞用のナルコユリという物があって
こちらは有毒だとされていて、だからオオナルコユリにも毒性が
あると誤解をされている一面もあります。

本当は美味しいのですが絶滅しやすい種だけにそんな
誤解も保存維持を願う私にとっては歓迎すべき誤解と言えます。

山では大きいのだけを年に数本だけ頂きます。
今年はこの一本だけをもらってきました。
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初めて行ったポイントで目の前にそびえていて根元回りが
10円玉ほどもありました。
幾分固くなっていましたが皮をむくと柔らかく、
ねっとりとした粘りが美味しい山菜です。

天ざるに使いましたが、太いだけに数が取れました。
山の恵みに感謝です。




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