かんぴょうは美味しいのでよく使います。

最近、乾物は全般的に売れ行き不振だそうですが日本食の大原点が乾物なのにと悲しい思いです。

ダイエットや栄養学の本を少しでも読んだ事のある方ならご周知でしょうが、
乾物があるおかげで低カロリーで豊富なバリエーションのメニューを構築する事が簡単なんです。

のり巻きを見ても本当に栄養たっぷりなのにヘルシーなのはひとえに乾物達の力の賜物なのです。

のり巻き と言えば最近ではカツなどを巻き込んだものなどが出回っていますが はっきりいって「解ってません」 ダメです。

乾物のえらい所はダシをご飯に与えてくれる所なのです。
喉が詰まったりしません。
しっとりとした湿り気が噛む事によってじんわりと美味しいダシを染み出して更に食べやすく美味しくさせてくれるのです。
湯茶の類が無くても十分済ます事ができるのも乾物の力です。

椎茸、高野豆腐に混ざり地味で目立たない控えめな奴
つい見落としがちなのに縁の下の力持ちそれがかんぴょうです。

あの薄い体に上手にダシを溜めて心地よい歯ごたえで
楽しませてくれます。

外国産も多くなってきていますが、国内消費量も減少の一途だそうです。


今は閉店してしまったんですが、昔通っていたお寿司屋さんがあり
そこでは色々な事を沢山勉強させて頂きました。
その中で今でも鮮烈な記憶に在るのが「かんぴょう巻き」です。
それまで気にも留めなかった食材。
とかく華やかな魚貝にばかり目がむくのをそっとたしなめる様に
黙って置かれたそれを口にして驚きました。

歯切れ 弾力 コリコリともゴリッとも違うなんとも言えぬ心地よい食感と同時にシャリが気持ちよくなじんで溶けていってしまいます。
かんぴょう巻きというものがこんなにも美味しいものだったとは
生まれて初めて知りました。

聞けば手むきの物なのだそうです。
機械剥きではこれほどの弾力は無い  との事。


あぁ あれからもう十数年が経ってしまいました。
今では国産品かどうかも知れぬ怪しいのが溢れる始末です。

こうなったら一度でもいい
自作をしてみたい   と思い焦がれていて
昨年材料の「ゆうがお」がとうとう入手出来なかったので「とうがん」で
トライしました。

完敗しました。

が!今年は入手出来ました!
これです ゆうがお君です!

20071110065226.jpg TVで見たのよりは
少しスリムです。
TVのはもう少しおにぎり型でした。
でも、生家であんかけにして
食べていたのは長かった記憶
品種の違いでしょうか?
何はともあれさっそく切りましょう!
20071110065749.jpg

20071110065813.jpg

なんだか重かったわりには肉薄なのが気になりますが GO!
機械剥きでは外側からカッターでピューッといきますが上手に持てないので内側から行きます。
幅2cm 厚さ3mm位を理想としてやってるつもりですが
なかなか難しいものですねぇ~

そして干します。
本来なら1日で干し上げなければならない  そうなんですが
2日かかりました。
20071110070459.jpg


ほぼ、出来上がりました!

少なっ!  数キロがたったの60g!
しかも乾燥しすぎたのは折れます。
程よい水分がわずかに残った状態がベストだとは聞いていましたが。

う~ん
実際やってみると色々解ります。
塩でよくもみ、水で洗うというのは 戻す という主目的の他に
もしかしたら 何らかの薬品処理がなされている  という事か?
などと疑問点がでてきます。(いえ、想像ですが)

そういえば 塩でもむ 水で流す というのも
食品添加物を洗い流す方法では定番の手法なのです。

我が家では冷凍保存でしまい込みましょう。
来年は増産目指して頑張ります!

あの手剥きの幻のかんぴょう  高かったんでしょうね~

皆さん!
お寿司屋さんで美味しいかんぴょう巻きが出てきたら「おいしいね」と口に出して喜んであげてください
お寿司屋さんはこんな地味な食材に法外なくらいな金額を出して
なかなか解ってもらえないほどの微妙な「美味」に先行投資しているんです
「このかんぴょう美味しい!」
って喜んでくれればもっと美味しいかんぴょうを仕入れよう  となりますよ。

かんぴょうは本当に偉い! 痛感しました。 


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