かつてメニューには餃子がありました。
自分で言うのもなんですが割と人気が高く、諸事情により
廃番にしてからも度々
「もうあれは食べられないのか?」と尋ねられました。

ごくたまに自分でも食べたくなりますが、
一個づつ包む時間は今でもありませんから
今回はラーメン用に仕込んでスープに混ぜて作りました。
いわばギョウザのお風呂に麺を泳がせる感じです。

ギョウザのラーメンというと焼き餃子や水ギョウザを入れた
ラーメンと思われがちですが
包む時間がないから直接スープに入れたと思っていただいて
結構です。

ラーメン用に手を加えてありますから
手抜きしたなんて思わないでください。  
アプローチを変えただけですと強弁しておきます。

普通
ギョウザはおろしニンニクか瓶詰のニンニクなどを
そのまま加えます。
すると半生の蒸し焼き状態になったニンニクは翌朝
ものすごい悪臭となって周囲の人を辟易させるのです。

当店ではニンニクを香ばしくローストします。
ですからお昼にこれを食べても悪臭は発生しません。

言うなれば
生のニンニクを食べれば後は悪臭が発生するのに比べ
正しくガーリックに火を入れたパスタが、
食べている時にはほんのり香っても後に悪臭が出ないのと同じです。

理(ことわり)を料(はか)れば何という事もない自明です。

当店でお出しするのですから無添加は当然ですが、
今回はチャーシューに手を加えました。
富山県産豚もも肉を遠火でゆっくりと時間をかけて
焼きこみました。

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これに食紅を加えると昔ながらの赤い焼き豚となります。
懐かしい仕事です。
料理人人生のスタートを切った金沢ニューグランドホテルでは
この焼き釜に火を入れるのは追い回しの私の仕事でした。

今回は食紅と砂糖を加えないあっさり仕立てです。

こうして丼にギョウサの種を入れスープを注ぎ麺を入れます。
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するともうギョウザの香りが立ちあがります。

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それだけで美味しいのです
が、
これだけだといささか凡庸なのです。
ギョウザに欠かせないもう一つのアイテム。
それはタレです。

大げさなことを言うとお思いでしょうが皆普通にギョウザの味
だと認識しているその味の半分はタレなのです。
試しにタレをつけないで食べると平凡な味に感じるはずです。

そこでタレにも手を加えました。
酢醤油ベースに加えるのが自家製「食べるラー油」です。
見た目ほど辛くはありません。

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ご家庭でもお試しください
タレを工夫すればギョウザはもっと美味しくなります。

干しエビやクルミ、香味野菜をじっくりと炒めて仕込みました。
これをお好みで少しづつ加えて味の変化をお楽しみください。

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じっくりと弱火で焼き上げた焼き豚はしっとりと柔らかく
美味しい仕上がりです。
狙い通りの出来栄えです。
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今回は太麺、スープは濃厚タイプの定番のものです。
コシのある太麺によく味が乗ります。

期間限定のメニューのほとんどがそうであるように
こうして新しい味をお披露目したら次回は
ここから派生したものやしつらえを変えたものへと進化、
編成を与えたものへと変容していきます。


これははじめの一歩なのです。
どうぞ、原点となる味をお確かめおきください。
3月14日(月)より2週間程度の予定で開始いたします。

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私自身も久々のギョウザ味です
ギョウザを愛するすべての人に贈る新世界
万里の驚きのギョウザワールドに足を踏み入れてみてください。

ギョウザ・メン  800円
土日祝を除く平日のみ
昼夜OK
麺の追加 一玉 200円





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