毎年夏には柴漬けを作ります。
でも、私の作るものはいわゆる即席柴漬けというものです。

作り方はいたって簡単。
ナスをスライスして水に放します。
水を切ってミョウバンを少々まぶしておきます。

キュウリとミョウガ、それに生姜をスライスして
ナスと一緒に重石をして漬け込みます。

翌日上がった水を捨てて赤梅酢と紫蘇をよく混ぜて
軽く重石をし、その日の夕方から食べる事が出来ます。
本当に手軽ですぐに食べられる即席な柴漬けです。

ところが!
TVで京都の本格柴漬けと言うのを観てビックリ!
全く違うのです。
『そうか!  こうだったのか!』
と目から鱗の落ちる思いでした。

使う食材はナスと赤しそだけ、それを塩だけで漬ける
というのです。

しかもこの地で古くからそれ専用に作り続けられてきた
赤紫蘇でないと出来ないというのです。
なんでも、
他の産地の物より色と香りがまるで違うらしいのです。
長年それを追求し続けてきた結果だといいます。

それだったら
富山の食材で作ってみてもダメなのかも知れない

思いつつもそんな楽しそうな事を知ってしまったら
トライせずにはいられません。


作ってみました。
ナスをカットして水洗い
赤紫蘇をよく洗い
塩を多めに振って混ぜます。  よく混ぜます。

なにせ塩はこの一回限りで決めなきゃいけない
と言ってました。
後から塩が・・・といっても足せないし、引けない
一発勝負なんだ  そうです。

上から大きな重石を乗せると赤黒い汁が上がります。
これはアクだそうです。

それを軽く捨てて重石のまま放置  という事でした。
が!

やはり紫蘇が違うのでしょうね
色が出ません。
そこで赤梅酢をほんの少しだけ加えました。
これで発色します。

安心の梅仕事と同じく腐敗の心配も無用と言う訳です。

それきり忘れていました。  


昨日
なんだか邪魔な樽があるなと開けてみたら
これだったのです。
暑かったせいか
それとも漬けた量が少なかったせいなのか
ほとんど水分の無い状態です。

落し蓋からはみ出た部分は黒ずんでいるではありませんか!
これは見事に失敗したんだな  と思い
蓋を取ると
中からこんなのが!

gf97.jpg


大成功!

塩は強めですが
なるほど即席じゃない
でももっと長く置けばもっと熟成しそうな
でも漬け汁がないので今年はもうこれで我慢するしかない
ちょっぴり本格でちょっぴり残念な

そんな惜しい  美味しい柴漬けの出来上がりでした。
このまま食べるには大きすぎるので
gf96.jpg

刻んで
ご飯にまぶします
gf95.jpg

おぉっ!

これは!

ぜったい  おにぎりに合います!
それと  もしや!?

これにお湯をかければあの落語で有名な
「京都のぶぶづけ」になるのでは・・・?

などと雑念で一杯になるのでした。
ふむふむこれはいい事を学びました。

来年の夏には沢山漬け込みましょう。
今から楽しみです
          って夏が終わったばかりなのに
こんなことを言っていていいんでしょうか?

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