長年山菜採りを楽しんできましたが、最近は少々
思う事あって取り組み方を意識的に変えてきています。

「これは○○という山菜でスーパーで買うと高いんだよ」
と聞くと食べもしないのに先を争って採る。
そうして見境なしに手折りすぎ、ついには枯れ果ててしまった
痛ましい姿を毎年更新して見続けていると
だれでも考えさせられざるを得ません。

貨幣価値に置きなおして高価な値打ちのあるものを採るのが
楽しいから行くのでしょうか?

希少な品種を採りに奥山まで行くのが嬉しいのでしょうか?

本当は美味しいものを求めて行くのではないですか?
それを来年まで残すようにして楽しみたいものですよね。


でも本当に美味しいものを楽しみたいなら
なにも奥山まで希少なものをわざわざ探しに行かずとも
もっと身近に美味しい山菜がそれこそ無尽蔵にあるんです。

もはや山菜ではなく野草と言った方が早いようなありきたりなもの
誰も手に取らないのに食べてみるととても美味しく、
またその利用範囲も幅広い物もあるんです。

そんな代表が「イタドリ」です。
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「え”~っ  あんなものを食べるの?  だって雑草じゃん!」
という声がさっそく聞こえそうですね。  

はい全くその通りです。
事実、
昔信じられないことに珍しがってイギリスに移植されたことがあり、
その旺盛な繁殖力をもてあまして引っこ抜いて
あろうことか
そこらじゅうに捨ててしまったというのです。

結果、全土に広がってしまい公園や緑地は言うに及ばず
アスファルトを突き破り、住宅街に入り込み大変な災いをもたらしていると言います。

敢えて言いましょう。
そんな厄介な雑草です。

ここ富山県でもウドやワラビなどの美味しい山菜は先を争って
採るのにそんなものに目をくれる人はおらず
そのおかげでこやつはぬくぬくと年々はびこるいっぽう。

山菜採りが訪れなくなった頃に川へ釣りに行くと
背丈をはるかに超えるイタドリがうっそうと茂っているのを見て
『こりゃなんとかしないとやばいぞ』と
思っているのは私ひとりじゃないはずです。

誰もいじめないから暴走し始めているのです。
放置された竹林が暴走して近隣の田畑や住宅地を襲えば
誰でもその危険性に目をやりますが、
ひと気のない河原ではあまり気づかれていないようです。

でも熊が身を隠すのに好都合なのです。
熊だけじゃなくあらゆる獣がその茂みを伝って住宅街に
押し寄せてきます。

現に富山市の中央部を流れる大河ではハクビシンやタヌキが
営巣しているのが目撃されているのです。

なんとか・・・
と思いあらゆる本や情報を探したところ
やっとこれの利用法が判りました。
ここに公開できるほど完璧に処理法をマスターしたわけじゃ
ありませんが、来年あたりにならなんとかできるでしょうか?

普通の里山ではあっという間に伸びてしまい
シーズンは終わるので一回しかトライ出来ません。
でも今年入った奥山では雪の量が多くていつまでも萌芽があり
おかげで3~4回分のトライが出来た結果です。

まだまだ不完全ですがなんとか食べられるようには出来ました。

ニシンと味噌煮です。
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キンピラ

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ジャム
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コリコリと柔らかいのに軽やかな歯ごたえが堪えられません。
とても美味しい山菜です。
でもこれらは一個人が食べる仕事。
私の願望はもっともっと大量に消費する方法です。
そうでもしないと追いつかないほどわんさか繁殖してしまっているのです。

なんとか
これに関わる全ての人が潤って、
しかも有意義に活用できる方法は
ないものかと試行錯誤しています。

手の付けようがないほど茂ってしまったイタドリを
食糧資源として有効活用したいと切に願っております。






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