2014.11.01 ハツタケ
ハツタケを採ってきました。
ハツタケはアミタケと並んで里山の代表的なキノコです。
郷里の能登では耳の形に似ているところから「マツミミ」とも
呼びます。
dam-1.jpg

松林に出るのです。
それも大樹ではなく若松です。
土は赤土が多いでしょうか

そんなところは概して藪がひどくなく女子供でも簡単に
歩ける安全な場所なのでいわゆるキノコ採りの入門編に
なっています。

アミタケは簡単に誰でも採れます。
しかし、ハツタケはモノによって青っぽかったり
茶色だったり、赤っぽかったりします。

これはつまり松の色素と言ってもよく
松の樹皮の剥がれ落ちた一片の裏側など
まさしくハツタケそっくりになっています。

またキノコは全てがそうであるように
出始めの幼菌、
育った成菌
遅くなった老菌
その形が順次変化して見つけにくいのです。

ですから目を凝らして探すという一番最初の
キノコ体験となるのです。

ここ富山では不思議と採らないで放置する人が多く
おかげで沢山採れます。

おそらく食べられることは知ってはいても
美味しい食べ方を知らないのかも知れませんね。

これをアミタケなどのようにそのまま味噌汁にしても
それほど美味しく感じないはずです。

食感がぼそぼそしているからです。
でも良いダシが出ます。

キノコご飯や、煮物、揚げ物などが有名です。
でも普通は焼いて醤油をかけて食べます。

特殊なところでは焼いてから燗酒に浸してキノコ酒にします。
また余った時には針と糸で通して乾燥させれば保存がききます。

乾燥剤を一緒に入れて密封袋にしまって冷凍庫にでも入れておけば
かなり日持ちがします。

キノコうどんなどで活躍します。
標高の高い山ではそろそろ冬が始まり
キノコ前線は里山に移ってきました。

雪が積もる前に山の恵みを頂いてきましょう。
dam-2.jpg


「初茸や まだ日数経ぬ 秋の露」  松尾芭蕉
「初茸の 無疵に出るやら 袂から」 小林一茶

キノコの教科書に載っている句です
江戸時代を代表する俳人はハツタケをどのように味わっていたのでしょうか?
と結んであります。

本当に興味の尽きぬところです。

「はつ茸や 妹にくハせん 草結び」  才麿

こちらはネットで見つけました。
そうアミタケやハツタケは下校時に道草しながら採ったものです。

そんな時にはカゴなど持っていませんので
ススキの穂に刺して持ち帰ったものでした。
懐かしい思い出です。
あの頃の野山の光景をありありと思い出せます。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://oisiitoyama.blog96.fc2.com/tb.php/1178-bb0354b8