鮎を網で獲るのは楽しいのですが
川の中は流れが強く小石、大石で転んだり滑ったりと苦労も多いのです。
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鮎は沢山は食べないので鮎味噌にしたり
揚げたりもします。

揚げてからサルサソースなども美味しいものです。
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鮎は珪藻を食べているので養殖ものには無い独特の西瓜のような
香りがあり中国料理では香魚(シャンユゥ)等とも呼ばれますが
逆にこの匂いがイヤと言う方もいるのも現実です。

魯山人氏は鮎はほろ苦いはらわたが旨いと書き
東京では腹を出して焼き上げる所もあると憤慨されています。

仲良しの石田さんは
まだ若い8cm程度の鮎が好物で
大きくなったらもうしつこいと言って手を出さず
珍重される子持ち鮎などには見向きもしません。

美味しさも人それぞれといったところでしょうね。

これもここまで書いたらもう案の定でしょうが、
カレーにします。

香りが台無しじゃないか!  と
憤慨なさる方もいらっしゃるでしょうが無視します。

例年鮎名人の Yさんに落ち鮎を頂き焼き干しを作りますが
これはキノコ飯の強い味方になります。
これと昆布でダシを取り、
肉もほんの少々加えていたって普通なカレーを作りました。

鮎を揚げて、ご飯に添えカレーを掛けます。
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ネタで無理をして作っているんじゃないの?
と思われた方もいらっしゃるでしょう。

ところが!
これがバカウマでした。
なんでも実際に作って食べてみないと解らないモノってあるもんですね。
ネタであろうとなかろうと旨いものは旨いとご紹介したくなるのも無理ありません。

私は料理人を40年以上やっていますから
大抵の味は頭で組み立てて予想し
その通りの味を”再現”しているのですが、
(じつはこれは相当高度なことでもあります)
(普通80%これをできたら神業と言われます)

鮎や川魚では経験値が少ないので驚かされることの方が
断然多く
やはりこれは本腰を入れて片っ端から試してやろうと
今回もまた思いを改めました。


そうでしたつい興奮して味の事を書くのを忘れる所でした。
鮎は揚げると香りが飛び、クセが全く無くなります。
つまり鮎や川魚が苦手と言う方でも無問題になるわけです。

しかして
海魚との決定的な違いはその比喩しがたい柔らかさにあります。
フワフワ、ぽわぽわ と柔らかな口当たりが
カレーと不思議なマッチングを醸すのです。

あっという間に完食してしまいました。
カレーには柔らかめのご飯が合うんだという方がいますが
なるほど柔らかな鮎がぴったり来るのかも知れません。

鮎雑炊などというメニューがあるのも納得しました。

とくれば
鮎のカレーバージョンは他にも沢山できそうで
思わずニンマリとします。



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