以前に「一升漬け」を販売したところたちまち売れ切れてしまいました。
それ以後はずっと品切れ状態が続いています。

なぜかというと
一度に沢山仕込むため大量のストックが難しく
しかも熟成させるのに3~4年かかるためその間は欠品
せざるを得ないという訳なのです。

東北地方ではどこの家庭でも普通に作られるという
この一升漬けがここ富山では馴染みが無いにも関わらず
あまりに旨いので前回はすぐに完売してしまいました。

御存じないという方の為に改めてご説明しましょう。
青唐辛子の刻み   一升
麹            一升
醤油          一升

を混ぜて寝かせたものです
が!
当店ではこれにさらに
天然行者にんにく刻みを  一升加えて仕込みます。

こうして書くと実にシンプルなものです。
郷土料理や伝統食というものはこういうものなんですね。
事実、
以前に青森から送っていただいた一升漬けはいたってシンプルな物でした。
そう おそらく今皆様が御想像した通りのモノでしょうね。

普通じゃないものを作るから自信をもって販売できます。
想像もつかないほど美味しいからこそ再び買いに来られます。

その秘密は
材料の吟味に尽きます。
辛味が鮮烈で香りの強い青唐辛子
真面目な麹
天然の香り豊かな行者にんにく
そして極め付きが”本醸造のなま醤油”です。

本醸造という名はいかさまな酒のおかげで随分安っぽく成り果てていますが
醤油の世界では健在です。
一般的な醤油は材料を絞ってから塩水で伸ばし、
各種添加物で味を整えて販売されています。

ですから例えそれで作ったものを何年寝かそうとも
味は化けません。
それどころか妙に黒ずんだり、逆に味が薄くなったりして飛ぶことすらあります。
当然でしょうね
塩水で伸ばして魔法をかけているんですから
時間とともに魔法も解けるってもんです。

火を入れていない味噌や醤油というのは
加熱したり寝かしたりすることで劇的に旨くなる性質があります。
材料が生きているからです。

その代り吹きこぼれたり、カビが発生したりと
保存に神経を使うというデメリットを補って余るほどの旨みです。

私が使わせていただいている醤油は
絞ったままの、酒で例えるなら原酒のような醤油です。
全く薄められていません。
無添加、非加熱、の”本醸造なま醤油”です。

これは4年で見事に化けます。
麹は甘くとろりと溶け
唐辛子は角の取れた香り立つ辛さ
行者にんにくは刺激臭がまろやかになり
そしてそれらをひとまとめに醤油がドンと抱え込んでいます。

食べ方は
そのまま熱いご飯に少量乗せて
またはそれを焼き海苔でくるんで食べる。

納豆に混ぜる。
生卵に入れて卵かけごはんに。
大根おろしにかける。
焼き肉のたれとして。
などなど
自在にアレンジができますが、

ひそかな私のお気に入りは
「白片肉  パイペンルゥ」のタレとして使う
というものです。

豚ばら肉の塊を沸騰した湯に入れます
再沸騰したら弱火にして約50分
上げたら自然に冷まして薄くスライス
きゅうりのスライスを敷いた上に肉を並べ

この一升漬けをかけて食べるというものです。
箸と酒が止まらなくなること請け合いです。

ただし少々辛いですから
辛いのが苦手という方にはおすすめしません。

200g入り  ひとビン 500円での販売となります。

また、
まことに残念ながらこれの仕込みは今回限りとなります。
あまりに手間と時間がかかりすぎるからです。
お好みの方はなるべく多めにお買い求めになられるよう
添えておきましょう。

絶対に裏切りません。
お約束いたします。

「料理人はどこにも無い美味しいものを作りたくて精一杯
頑張るんだ
ただ金が欲しいのなら金を転がせばいいし、
人並のものが出来たからといって喜んでいるようじゃいけない
それ以上を常に目指さないとダメなんだ」


私が崇拝する達人の言です。

また一品その言葉に恥ずかしくないものが出来ました。






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