2014.07.21 青山椒の季節
今年も実山椒を採りに行ってきました。
初夏の定例となってはや10年以上になりますが
いつもあっという間に通り過ぎる収穫適時をタイミングよく
捉えることに苦労しています。

未熟なものは柔らかすぎて風味に乏しく、かといって
少しでも適時を過ぎた実は硬くなってしまうのです。
概して山の実もの類は成長が早いので仕方がありません。

平地の実山椒が適時をやや過ぎたころに里山付近のものが
採り頃を迎えて、俄然忙しくなります。

季節が進むのと歩をあわせて標高も上がっていきます。
私はそれぞれ標高や地形日向のことなる約20か所ほどを
ポイントしていますがそれでも毎年遅れそうになります。

ところで
「山椒は小粒でピリリと辛い」という言葉はどなたもご存知でしょう。
でも案外小粒山椒というものは見つからないものです。

長年、山中を探し求め続けましたが見つけられず
とうとう小粒を使いたいときには超早採りをするしかないのかな
と思い始めていました。


というのは
今年ついに念願の小粒種を発見したからです!
やりました!
市販の栽培種では選別がなされてとっくにあるんでしょうが
山の自生種では普通はどれも同じような大きさしかありません。

唯一変ったところでは有峰で大粒種を見つけたぐらいでしょうか?
私はこれを「A-L1」と自分なりに分類してポイントしています。
今年は足腰の調子がいまいちなので再びこれを採取できるかは
不明ですがこのポイントは一番標高の高い地点です。

とことん研究したわけではないので断定はしませんが、1,000mを
超えるところでは山椒の木は見かけないようです。

今回見つけた小粒種はさっそく自分なりに「○ーS1」とポイントを
して少しだけ収穫しました。
残りは秋に収穫するためです。
皮は薬味に使いますが主目的は栽培です。
何年後かの小粒種の栽培が夢です。
gag-84.jpg


ここ富山では実山椒の需要が少なく
デパートなどでも一時期だけ販売されるそうですがほとんど
売れ残るそうです。
ですから普通のスーパーなどではまず店頭に並びません。

デパートで売れ残りを買い占めたY氏のそばに
「それ、何に使うんですか?」と尋ねに来た主婦の方も
ただの興味半分だったそうです。

いっぽう
中部地方では飛騨地方が産地としては有名です。
産地として確立するまでには相当なご苦労があったはずです
山椒の木というのはとても気難しい木なのだそうですから。

今では時期になると普通に道端の直売所で並んでいます。
最初に見かけたときにはその光景を不思議に思って
「普通の家庭の主婦の方が買っていくんですか?」
と尋ねてしまいました。

プロ用なら流通経路が違うからです。
「はい、普通の奥さんたちが沢山買っていくんですよ」
と聞いて二度びっくり

「今だけ」
「すぐ硬くなってしまうと売りものにならなくなります」
と聞いて三度びっくり

なんと私が時間をかけて少しづつ勉強してきたことが
産地では当たり前だったんですね。
次に飛騨へ行ったら家庭での実山椒の用途を聞きかじってきましょう。
  
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