石川県能美市五間堂町に丸芋というものがあります。
元々は三重県の伊勢芋というデコボコした種芋だったそう
ですが、昔
手取川が氾濫し美田に川砂が流入して、村人が落胆している
時に植えられたその芋が丸く育ったというのです。

これが村人を救った奇跡の丸芋です。
流入した肥沃な川砂と村人たちの丹精が産んだ奇跡です。

今では「加賀丸芋」の名でその美味しさと粘りの強さで
知る人ぞ知る名品の誉れ高い特産となっています。

数年前からここ富山や黒部でも栽培が行われていますが、

普通のサトイモやジャガイモなどは一個の種芋から沢山
収穫が出来るのに比べ種芋一個から一個しか育たない
という効率の悪さと手間のかかる栽培法がネックとなり
なかなか広く流通していませんでした。

当然高価です。
高級和菓子や懐石料理、高級料亭などで利用されていました。

それが手に入ったのです。
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早速おろしてみました!
粘りが強いです!

このまま味噌汁に投入しても美味しく食べられます。
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そこでラーメンに乗せました!

ぷかり
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と浮島か?、ひょうたん島か?というたたずまいですね。

これを食べてみます。
ふかふかの芋が麺に絡みつき今まで味わったことのない
不思議な食感に驚きます!?
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粘りの弱い長芋だったなら上に乗せた瞬間から丼の底へと
沈んで溶けていってしまいますがこれは沈まない溶けない
いつまでもぷっかりと浮いていますからこうしてレンゲで
すくって食べることもできます。
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何度でも言いますがこれは不思議な食感です!

普通粘りの強い芋といえば自然薯が有名ですよね。
山で掘り出した天然の芋です。

これには強い香りが伴います。
もちろんそれは美味しい香りなのですが
昆布の話ででも例に挙げたように時として美味しい香りで
あっても邪魔をする時があるのです。

ですから高級懐石料理では邪魔をしない真昆布を使用します。
当店のラーメンでも天然の白口浜、最高級真昆布を
使用しています。

このラーメンに合わせるには自然薯の風味よりは
丸芋の無味に近い
言わば”雲のような””雪のような”ふんわり
が最適だったのです。

ツルツルの麺と
濃厚スープ

とろとろチャーシューとふんわり丸芋のとろろ
白と黒の饗宴です。

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普通は溶けて沈んだとろろがダシと一体化しますが
この丸芋とろろは最後までほとんど溶けません。
それでいてスープとは不思議になじむのです。


あっという間に一杯が無くなってしまいます。
これは美味しい一杯です。
どこにもない美味です。

作りたくても高くて手が出せなかった上質の山かけ
簡単なのにとても不思議な味わい。
高貴な口当たり

食べ終わった瞬間、空になった丼を目の前にすると
今味わったばかりのそれがいったい何だったのかと
幻でも見たかのような不思議な気持ちが起こります。

育てるのが大変に難しい芋だといいます。
いつまで入手出来るのか先行きは全く不明です。
どうぞ、この機会にお早目にお召し上がりください。

幻の山かけラーメン
あなたにとって貴重な初体験となるはずです。
本日22日水曜日より販売スタートいたします。

見せかけだけの”騙し”や”空っぽ”が
大手を振ってまかり通っています。
私たちはそんな儲ける為だけの流行の列につくことをせず
本当に美味しいものだけを作り続けます。

”美味しい” って何でしょうか?
私たちはその答えの一つを確かに提示できます。


ラーメンまたはチャーシューメンにプラス200円でご提供
麺の追加にも合います。









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