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10年ほど前 青森の知人から送られてきたキノコの中に
「ムキタケ」が入っていました。
それが初の遭遇でした。

「なかなか見つけられない美味しいキノコなんだよ~」
とのことで鍋物にして美味しく食べました。

これが今年大発生していたのです。
温暖化のせいだといわれているカシノナガキクイムシ
これが枯らせた木から出るのです。
ほぼ10年でこんなことになってしまいました。

>なかなか見つけられない
どころかどこにでもあるキノコになっているんです。

マイタケ採り名人のYさんが
「ムキタケは採ってるのか?」と尋ねます。
「もちろん! Yさんは?」と問い返すと
「採らない、だって美味しくないから」
との答えです。

そりゃ確かにマイタケのような優良菌と比較したら
何だって採る事さえあほらしくなるのは無理もないけど

「だって味が無いだろ?」

とまで言われて
そういえばムキタケそのものの味を未だ確認していない
事に気付いたのです。

でも、キノコの味って何だろう?
普通は雑木林の匂いというのが一般的です。
それは”味”ではありませんよね?

あるキノコ名人が語るには
「キノコそのものの味見はホイル焼きが一番」
だそうです。

なるほど
そうやって味を確かめると風味も旨みも乏しいような気がします。
今まで何年間も”採れた!  嬉しい!”という
感覚に騙されすぎていたかも知れませんね。

でも、鍋で色んなキノコや食材と一緒に食べていた時は
美味しかったのに・・。

で、試してみました。

まずは天ぷら。
美味しいのは美味しいのですがキノコ独自の風味は弱い。
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そこでそれを蕎麦に浸して食べるととても美味しいのです。
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成程、少し見えてきました。

もう少し確かめるためにコロッケに仕立てます。
肉たっぷり入った芋生地を挟みます。
ムキタケは厚みがあるからこんな事が簡単に出来ます。
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これも芋はいくら美味しくてもフライ部分のキノコは
さっぱりなんですね。

解りました。
やはりそういうことでしたか!

これは美味しいスープやダシを染み込ませないと
美味しくならないキノコなんです。

そうして作ったのがこちら
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鶏肉を挟んだムキタケの紅焼(ホンソウ)
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これはうまい!
絶品です!

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美味しいスープを吸い込んだムキタケが味を倍加させてくれます。
不思議なキノコですね。

私たちはキノコというと焼く、揚げるかキノコ飯のような
キノコ料理といったものに
そう型にはまったモノに仕立てようとしてしまいがちですが
それぞれの特質を活かした料理を探してはめ込んでやる工夫が
必要なんですね。

またひとつ勉強です。

タラの頭と煮込んでみました。
タコとタラのマリナーラソース煮
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豆腐と煮込んで昼のミニ丼で
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キノコは不思議です。
味の良いキノコ
味はさほどでもないが食感の良いキノコ
食感は良くないがダシの良いキノコ

香りのよいキノコ

など色々ですがそれぞれに適した調理法を与えて
やらなければいけないようです。
これは奥が深い!

採る楽しみのほかにもう一つ楽しい宿題を抱えてしまいました。







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