2013.12.30 キノコの話ー3

前回は主に木または木質部から発生するキノコでしたが
今回は土から出るキノコです。
とはいえ
こちらも木と密接な関係があるそうです。

土から出るとはいってもやはり木の子なんですね。
その代表がマツタケ、ご存知のようにアカマツ林に出ます。

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アミタケ、地の呼び名ではシバタケです。
他にハツタケ、アカハツ,オウギタケも一緒に採れました。

土の中に菌本体が生息していて時期になると地上部に
子実体として発生する仲間です。

私達が目で見ているキノコとは本体ではなくむしろ木や土の
中にいる菌糸が実体なのだそうです。
見たり食べたりしているキノコはお年頃になって出てくる
一時的な姿だというのです。

驚きですね!
キノコとはなんと奥深い奴なんでしょうか!

その奥深さに魅入られてしまい顕微鏡で観察するマニアが
大勢いらっしゃるというのも無理ありません。
もっともそこまでハマルと食べることにあまり関心を
示さなくなるそうですから私とは方向性が違うようですね。

さて、このタイプの仲間にも色々な種類があります。
前述のハナイグチ同様、カラマツ林の大好きなキヌメリガサ
これには今年、泣かされました。

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発生時期は晩秋。
カラマツの落ち葉の中から一斉に萌え出ます。
名前の通りややぬめりがありますからびっしりと
落ち葉がくっつくのです。

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それに小型なのはしょうがないとしても繊維がもろいので
こうして一個づつピンセットでつまんで掃除をするのです。
しまいには目が痛くなりました。

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ついた別名が「コンキタケ」というのも成程です。

ところがこれには続きがあります。

鶏肉とこれの炊き込みご飯を昼に出したところ
どこにあるのか入れた当人にも判らないほどなんです。
これには泣きました。

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でも、味は良いので来年には道具を工夫して
収穫倍増を目指しましょう! 
キノコ採りはめげないのでした 


土から発生するキノコでは生まれ故郷の能登の経験が豊富。
例を挙げるならマツタケ

マツタケ
と聞くとキノコ番付的には誰しも横綱級と思われるでしょう。

でも、驚かれるかも知れませんね。
能登ではマツタケはせいぜい大関クラスです。
いえ
もちろん採れたら嬉しいし、その翌朝家の中に充満する
マツタケご飯の匂いで飛び起きするのはもちろんなんです。

魚には番付が不要と言い続けている私ですがキノコには
歴然とした序列というか番付があります。

シバタケ(アミタケ)が平幕なら
アカタケ(サクラシメジ)が小結
マツタケクラスが大関
準横綱がジコ(コウタケ)
そして正横綱がホウキタケの一種のコノミタケです。

もちろん番付外の雑キノコもその他大勢です。

昔、能登一帯にパイロット事業という名の嵐が吹き荒れ
柴山を刈り取りブルドーザーで切り崩し
栽培栗を盛んに移植しました。

今はどうなっているのか私は知りません。
能登の焼き栗が全国を席巻したかどうかは聞いたことがありません。

覚えているのは
コノミタケを二人で採りに行った時の
母の絶望の悲鳴だけです。

むき出しの赤土からは
もうここが楽園ではなくなったんだという匂いが
立ち上がりなかなかその場を立ち去れませんでした。

威風堂々としたカタチ、どっしりとした株、縮れたような
葉先はうっすらとピンク色を帯びて
根元周りの心地よい歯ごたえは天然マイタケにも勝り
かぐわしい香りはマツタケなんぞ足元にも及びません
まさにキノコの王という称号が相応しいコノミタケ

その後は採ったことがありません。

木とその周囲の環境を変えてしまっては木ノ子は出なくなるのです


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