長らくご愛顧を賜りました昼のミニ丼ですが、
この12月いっぱいで終了させていただくことになりました。

3年前
手打ち麺を導入するにあたってその改装工事中
玄関入口に大きなボードで宣誓文を掲げました。

「富山のラーメンをもっと美味しくすることに全力を尽くす」
と言う文です。

丸3年が経過し、当初は常連の方々にさえ一種の
とまどいがあったものの今ではかなり多加水麺の旨さを
ご理解いただけるようになってきたと自負しております。

でもそこで留まっていたんではいけません。

もっと もっと とお約束した以上は限りなく
より美味しい  を目指さなくてはならないのです。

というわけでずっと進化をさせ続けてきました。
このたび導入した小麦粉は国産のものです。

この粉はとても素晴らしいものですが
その分やや気難しくて
なだめすかして美味しくさせるのに少々手がかかります。

機械だけで麺を製造するのならさほどのことも
無いのでしょうが、手で作るとなると
それは全て時間を喰うことになるのです。

しかし、その結果は目を見張るものなっています。
お客様の反応がずいぶん違います。

まさしく、美味しい仕事は”伝わる”のです。

反応がはかばかしくないようなら元に戻さなければ
ならない  と思って導入した粉ですが

このまま更に向上させることを前提にすると
どうしても時間が足りません。

麺かご飯か?
最近はずっと悩んでいました。

平日昼の時間しか出していないとはいえ
ミニ丼は私たちの
「化学調味料なんか使わなくても美味しいものは作れる」
という根底からの解りやすい実存証明だったからです。

だから、あえてチャーハンやビビンバなどの
アミノ酸汚染度の高いメニューを選んで問うたのです。

ダシを薄くして砂糖で手っ取り早くまとめた粗悪品に
対抗して無砂糖の親子丼などで挑発し続けてきました。


その他ラーメン好きに無理やりにでも野菜を食べさせたい
等々積み残した課題は沢山あります。
しかし、ラーメン店の主題である麺の向上なくして
生存はありえない
と思う以上どちらを選ぶべきかは自明です。


ここ富山は全国的には米どころとして知られています。

しかし、
添加物や砂糖の過剰投入で
美味しくないご飯を提供するお店はないでしょうか?

魚どころとして胸を張るのは結構ですが
扱いの良くない
美味しくない魚を提供するところはありませんか?

ラーメン屋とて同じです。
”美味しい”を目指せば
正しい努力の積み重ねに終わりはありません。

最善の努力を重ねるにあたり両方は無理な段階に入りました。
これからはより美味しいラーメンだけに体力、時間を傾注
してまいります。

積み残した課題については期間限定メニューや
自家製商品などでご紹介していきます。

10年
無添加のミニ丼を沢山のお客様にご利用をいただきました。
ありがとうございます。
当初の目標を相当上回る状態で締めくくる事ができて
料理人として身に余る光栄です。

これからはラーメン一本でさらに
もっと  もっと美味しいものを目指します。

ミニ丼ファンの皆様にはご迷惑をおかけいたしますが
とどまる事を許されない
「美味しい」
の追及なるがゆえの決断でございます。
どうかご理解を賜りますようお願い致します。

美味しい麺とはいったいどういうものなのか?
美味しいコシとはどういうものをいうのか?

美味しいってどんなことなのか?

日々その答えを真摯に追い求め続けています。



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