夏には夏の山菜があります。
春の山菜採りが終ると山に入らなくなっていた頃には
目につかなかった珍しい美しい花々が咲き誇る中、
先日時間を作って出かけてきました。

狙いはカンゾウの花。
春一番にフキノトウが出て、二番目に出るのがこのカンゾウ
の芽です。

茹でて酢味噌や和え物などで活用されます。
甘味がありとても美味しい山菜ですが、
夏には花を咲かせるんです。

この花は一日しか持ちません。
なので一般の花屋さんには並びません。
せいぜいが茶室などでいわゆる茶花として用いられる位です。

英語でも Day Lily と表記されることから日本だけの
固有種ではないと思われます。
a day とか one day などとは表記しないのですね。

ところが、食用となるとこれが大活躍しているんです。
中国料理では金針菜(きんしんさい)として乾燥品が珍重され
また日本でも古来から「ワスレグサ(ワスレグサ)」として名高い珍味なのです。

「忘れな草(ワスレナグサ)」とは違います。
念のため。

なぜ忘れ草と言うかというと
あまりに美味しく、軽やかな歯応えが珍しいので
『浮世の憂さを忘れてしまう位だ』
ということからついた名前なのだそうです。

中国でも別名「忘憂草」とあるそうです。

そんな事で勝手に命名してしまっていいのか!
という追求はさておき

行って来ました。
ヤブカンゾウとノカンゾウ
とどちらも食用になります。

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ついでに言えば有名なニッコウキスゲも食べられますが
採取はお止めくださいね。

初夏から花芽を持ち始めて採取はできますが
要注意なのがキツネノカミソリです。

こちらは有毒です。
しかも非常に見分けにくい。

同定をするのに一番の目安は彼岸花科のキツネノカミソリは
彼岸花同様、
”花が咲くときには葉は無い”
という点です。

とはいえ
庭や畑で栽培しているのならともかく夏草が生い茂る
野山ではそれとて簡単に判別もままなりません。

そこで唯一おすすめなのが
八重咲きのヤブカンゾウだけを採取するというものです。

おっと
また横道が長くなりました。

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食べましょう。

サッと茹でて、酢の物、お浸し、あえもの。
生のまま天ぷら
炒め物。

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どうやっても美味しくなってくれます。

花びらが持つ甘味とやわらかな繊維を断ち切る
心地よい歯応え
これは山菜としても一級品の美味です。

座右の銘は
「花より団子」
としましょうか。

”美味しい”が一番。

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