2013.08.20 実山椒
今年も実山椒の収穫に行きました。

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家内の叔父さんが兵庫県で料理店を営んでおり、
何かの折にちりめん山椒を頂いた事から開眼した
実山椒の美味、
今年もそれを求めて東へ西へと車を走らせます。

叔父さんが送ってくれたのは1キロはあろうかという
大量のちりめん山椒でした。
それを初めて食べたのは30代後半の頃です。

『この山椒が無ければもっと美味しいのに・・』と
思わず口にしてしまうほど大量に入った実山椒。
しかも市販のちりめん山椒に入っているような小粒ではなく
大きな粒のそれはピリリではなくヒリヒりするくらいの
刺激の強さでした。

ところがご飯と一緒に食べるうちに知らず知らず慣れ始め
ひと箱を食べ終わる頃にはすっかりはまってしまっていたのです。

今では市販のちりめん山椒にはいっている極小粒の
実山椒なんて物足らないくらい実山椒の刺激の虜に
なっています。

叔父さんが採取するのは有馬だそうです。
そうとう険しいところでかなり苦労をして採ってくると
聞きました。

有馬といえば山椒の別名になっているほど有名な産地です。
ちりめん山椒も別名「有馬じゃこ」と呼ばれるほどです。

それを知りながら重大なヒントがそこに隠れていたと
いう事を今年になってようやく解りました。

私の住む富山市を中心に標高の異なるポイントを
現在10箇所ほどを押さえており
例年標高の低い地点から順番に収穫して回ります。

低い地点からまるで桜前線が北上するように完熟していくからです。

完熟させてしまっては面白くないのです。
硬くなりすぎてしまいます。

かといって未熟すぎて小さく柔らかすぎるのも風味に乏しく
(市販のちりめん山椒に入っているもの)
強い刺激に慣れてしまった現在はちょうど良いタイミングで
収穫することがとても難しくなっています。

ベストタイミングは一瞬です。

というわけで毎年このタイミングを取ることに汲々と
していて先ほどの重要な点を見落としていたと言う訳です。

山菜のコシアブラなどもそうですが
山麓に実生苗が沢山ある地点ではそのずっと上方に
種をばらまいてくれる母木があることが多いのです。

母なる木と書いてマザーツリー
その種がかえって苗が芽吹き繁栄、繁殖するわけですね。

でも、その地の環境や土質、水の条件などによって
大量に生存できる所と難しい所がある訳です。(多分)

で、大量に繁殖できていると言う事はその種にとっては
非常に生存に適した場所なんだと言えますよね。
                     (きっと)

すると先ほど書いた有馬の山椒などは
他の地域の山椒と較べてどう違うのかと言いますと

1、大量に採れる
2、風味が良い

という点が挙げられるのです。

なぜ、そんな事が言えるのかというと
ここ富山でも一番繁殖率の高い地点の山椒が
一番香りが強いという事が判ったからです。

20年近く実山椒を追いかけ続けてやっとそんな
当たり前のことに気づいたのか!
とお叱りを受けそうですが

言い訳させていただければ
収穫のときはどこでも山椒の香りがプンプン漂う事と
やはり
収穫そのものに手一杯だったことに原因がありそうです。



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北陸近郊では飛騨地方が山椒の栽培が盛んで
やはりそういう意味でも一日の長があり
ごらん頂くような水のきれいなところで、
その栽培地を眺めるだけでもとても参考になるものです。

また、
直売所などでも家庭の主婦向けに出品されるそうです。
それを買い求めてどんな家庭料理になるのか非常に
興味をそそられる所ですが

店番のお母さんの言が凄いのです
「今はもう遅いから出物は無いですよ」

なんと!
程よい硬さの秘密はご当地ではとっくに常識レベル
なんですね。
流石!産地おそるべし!

現在私が一番最後に採りにいく山田村スキー場ポイント
に行った時の画像を出しましょう。

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ゲレンデには花が咲き乱れ蝶が舞っています。
そこを走り抜けて奥へと行くとお目当ての山椒の木が
あります。

でも、実山椒採りというのは静かに摘み取るだけですから
熊との遭遇が怖い山菜採りです。

そんな時こそ頼りはカーステレオです。
こんな時のために私の軽四には不相応なほど大音量の
出るスピーカーを積んでいるんです。
ただし、音質は無視。

鳴らすのは春先はワグナー、
今回はドゥー・ビー・ブラザーズの「Listen To The Music」


この曲を鳴らしながらこんなひと気の無い初夏の山道を
走っているととても快適です。

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先ほどのゲレンデがもうあんな所に見えます。
あのゲレンデからはパラグライダーで飛ぶ人たちも
いますがきっとこんな快適気分なんでしょうね。

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好天と収穫に恵まれ今年も素敵な山田村のドライブを楽しめました。
毎年ここでは山椒採りの一度しか来ませんが
義姉と三人で夕焼けを見に来た事があり
砺波の散居村の夕景にはいたく感激をしてもらった事があります。

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素晴らしい景色が楽しめます。

でも、山に入るならこうして熊に
「聞けよ!」
と音楽でも鳴らすことをオススメしておきます。
でもあまりに大音量だとかえって熊を怒らせてしまい

「やかましいっ!

っと熊の逆襲に遭遇しても私は一切関知いたしませんので
あしからず。


実山椒はキャラブキにも加えます。

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