イカ飯は人気メニューのひとつですが
実はご飯自体に味が乗りにくい料理です。

qby 002

ですから通常は非常に濃い味で仕立てられています。
塩辛い味ではありませんが濃厚な味となっています。

美味しいのに一度食べるとしばらく食指が動かなくなるのは
そこが原因です。

悪いと言っているのじゃありません。
食べ物には全てTPOがあり、お土産や旅先の郷土食など
インパクトやイメージの強調されたものが適している場合
もあると言うだけの事です。

でもそれを日常食に出来るかと言えば
やはり重くなってしまうのも無理ありませんね。

そこで視点を変えて改めて見ると
この、味が染込みづらいという点が逆に長所として
利用出来る事に気づきます。

いったん味を薄めにイカ飯を仕上げてから
筑前煮で仕上げ直す。

tul 004

フライにして野菜と合わせる。

tuk 016

などと今迄トライを重ねてきました。

最初からあっさり味にしてしまえばそこにさらに味を足す
楽しみがでてきて日常食としても成立ち、しかも
ラーメン好きに無理やりにでも野菜を食べさせたい
という隠れた目的も達成できるというわけです。

今年もイカ飯に最適なサイズのイカが上がり始めました。
さっそく始めましょう。

コンソメ仕立てのイカ飯

n6-a5 003

イカ飯のチャンチャン焼き

n6-a5 013

今回はこの「チャンチャン焼き」の解説をします。

言うまでも無く北海道の名物レシピですが、
中国料理店の頃からランチメニューで多用してきました。

ご当地では一匹丸ごとの鮭でやるスタイルですが
一人前の膳では切り身を使います。

それの代わりにカットしたイカ飯を入れるだけです。
味噌にみりん、酒、醤油、それにみじん切りの生姜を加えて
味を整えておきます。

シメジ、タマネギ、ニンジン、などの野菜を適宜用意し
あわせ味噌を少量まぶします。

アルミホイルを拡げてこの野菜を敷き、イカ飯を乗せ
上からあわせ味噌をかけて、バター(5mm角程度)を
置いたら3隅の口を閉じて準備は完了です。

注文が入ったらフライパンで空焼きするだけで仕上げられます。


閉じた折口から湯気と共にいい匂いが立ち込めてきたら
完成の合図です。

ハサミで折口をカットして広げると湯気がもうもうと
あふれ出ます。

こうして書くと、とても手間がかかるように思われるかも
知れませんが最後の仕上げが簡単なおかげで
意外に楽なメニューとなってくれました。

野菜と味噌、イカとバターどれも相性のいいものばかりです。
旨くないはずがありません。

n6-a5 014

この手は使えますね。
もっと試してみたくなります。

こうして色んな事にトライ出来るのも
200円を出して食べてくださるお客様がいればこそです。
ありがたいことです。

でも、作る私自身が一番楽しんでいるのはもちろんです。







スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://oisiitoyama.blog96.fc2.com/tb.php/1025-2379d9b7