2013.06.10 メンマ抜きで
最近「メンマ抜きで・・」とオーダーされる事が
多くなってきました。
「当店ではメンマはずっと入れてません」とお答えして
「中国産の食材も使用しておりません」と付け加えます。

すると我が意を得たりとばかりに頷かれます。

メンマとは
に入れる筍(チク)が語源だと言われます。
麺マというわけですね。
かつては台湾が主な生産地でした。
昔、日本が統治する以前は台湾はタコノコの群生する
住みにくい島だったと聞きますがおそらく全土を覆うほどの
麻筍が自生していたのでしょう。

この「麻筍」は日本の真竹や孟宗竹と違いやや伸びたもの
を収穫します。

茹でて乾燥させ、醗酵させたものが「乾筍」(がんせん)
それを日本に輸入して水戻しをしてたっぷりの塩をまぶした
ものが「塩メンマ」
ここで初めてメンマと名が付きます。

乾燥から戻したものに味つけをした物が「味付きメンマ」
として流通しています。

お店では乾筍から使用するところは少数派です。
乾燥状態から戻すのに結構な時間がかかるのと
一袋の単位が大きすぎる為です。

一般的には塩メンマの塩抜きをして味付けするか
またはそれの塩を抜いただけのもの。
最近では味付きメンマを仕入れてそのまま使うところも
多くなったと聞きます。

ところが、台湾では
度重なる台風の被害から一時壊滅状態にまで
追い込まれました。

他の麻筍の原生する国というのはタイと中国の一部です。
タイは産地としてまだまだで、ここで中国が台湾産に
取って代わって大々的に使用されるようになったのです。

私達はこの少し前から使用をやめました。
台湾華僑のやりたい放題に嫌気がさし
かつ、
中国人たちの食品に対するいい加減さに恐怖したからです。

無くても成り立つのにわざわざ入れる必要もありません。
その分皆が好むネギを少々多めに入れれば事足ります。

ネギと言えば
以前に中国の大きな祭礼の時にネギ相場が高騰した事が
あります。
聞けば
中国国内が祭りで人手が無くなりネギの輸入量が激減した
からということでした。

驚きました。
いつの間に日本産のネギ相場に関与するほど輸入量が
増えていたなんて!  と。

見方を変えれば
それだけ中国産ネギを使用するところが多いと言う事なのです。

確かに安いですから起こりえることなのですが、
一体誰がそんな物を使うのだろうと疑問でした。

安ければそれだけ利幅が大きくなります。
ですから儲けたいから商売を始める  と言う方は
一も二も無く飛びつくでしょう。

商社は「資本主義社会なんだから利益追求は当然」と
胸を張ります。
でも、食べ物仕事はそれじゃいけません。

自分が食べないものを売り付けるなんて言語道断です。
「文春」の告発
この記事を読み改めてそれを痛感しました。

確かにこんな恐ろしい記事を読むと
『よし、これからはメンマを食べないでおこう』
と思うのも無理ありません。

米、油、野菜、あらゆる食べ物が輸入されていますが
恐ろしい食品を輸出するのはだいたい米中の二カ国が主です。

なかでもその最悪さでは人類21世紀まで想像だに
出来なかった地溝油でしょう。
まったく恐るべき人々です。

そんな”超人類”が手にした天然素材の儲かる素材の
麻筍はこれからも懐を潤し続けるのだろうと思っていたら

あにはからんや
せっかく棚からボタモチのように思いがけなく手に入れた
打ち出の小槌の竹林を破壊しているのだそうです。

え”???
と聞くと
中国では今、温州みかんが大人気なのだとか
それで
『え~いこんなタケノコじゃ儲からないや』とばかりに
全伐してミカンの木を植えているというのです。

ご存知のように自生していた竹林といえど全伐をすると
いずれは絶え果てます。
そしてこれも日本人なら皆知っていますが
ミカンの木は一度植えたら永遠に収穫可能なわけではありません。

とにかく目先の利ばかり追いかけるとこういう
滑稽なことになるという見本ですね。

笑ってばかりもいられません。
いま、安ければなんでもいいというような風潮が蔓延して
いる現状をみると薄ら寒く感じませんか?

いったん安値に慣れてしまえばもう元に戻れないのが常です。
そうしていつの間にかここまで中国産の食品が溢れて来たのじゃなかったでしょうか?

もう一度人間にとって一番大事な事とはなんなのか?
安心な食べ物ってどういう事なのか
ただ美味しい、美味しくないという味覚以前に
なにかを忘れ置いて来てはいやしないか

思い返してみませんか?

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