2008.12.31 年越し
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暖冬だとつい気が緩んでいましたが、やっぱり大晦日は普通にやってきまして雪も案の定降ってきました。

ご訪問を頂いている皆様には心から御礼を申し上げます。

「ようこそこんな所においでくださいました」

ありがとうございます。

狭い日本。
その中でもさらに小さな富山県です。
でも、 それでも美味しいものを求めて東奔西走しているとあっというまに一年が過ぎます。
「おいしい」を求める旅には当分終わりはきそうにもありません。

まだまだ
生きているうちは旅は続きます。


そして、またすぐに新年という新しい旅が始まります。
洋の東西南北を問わず等しく 新たな一歩が始まるのです。
確かに景気問題も重要です。

しかし、人間は生れ落ちてから旅人たる使命を帯びていると信じている私にとっては苦難もまたあまんじて受け入れるものかと思っています。



もうすぐ日付が変わり人皆「おめでとう」と言い交わします。

それはキリスト教の「過ぎ越し」の言葉にも似ています。


この世に生を賜っただけでも感謝なのですから
代償もいたし方無いかと思います。

「生きていて良かった!」と思える日々をご訪問していただける皆様と共有できる日々がもし、持てたらこれに勝る幸いはありません。

これからもどうか宜しくお願い申し上げます。
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年末はミニ丼お休みしていますが撮り溜めした画像で書きます。

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鶏牛蒡飯の要領で材料と鶏肉の下準備を前日からやっておきます。
前回は鶏油で炒めました。
同種の脂で炒めると炒めた と言う事にすら気がつかない仕上がりになります。

それも旨みを閉じ込める技ではありますが、その他の方法として「焼き」を行ってみましょう。

ダシの水気を切って片栗粉をまぶし 馴染ませて置きます。
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焼きます。
それでも余分な脂は落ちますから
適度なあっさりに仕上がるんです。

注意しなければいけないのは包丁は冷めてから
ローストビーフのように卓上で切ってサーブするとか出来立てをいっせいに食べ切ってしまうなら焼きたてをすぐ食べるのも美味しいんです。

これはラーメンのチャ-シューでも同じです。
加熱すると収縮しますから熱いうちに包丁を入れると切り口から肉汁がダアァーツと流れ出てしまいます。

それで、切った一切れはとても美味しくて「最高!」などと喜んでいると残りの大部分は抜け殻になってしまっているのです。

今回は炊き込みご飯が出来るまで出番はありませんから放置しておきます。

ご飯が炊き上がったら刻んだ照り焼きをざっくり混ぜ込み蒸らします。

保温器に移して完成です。
盛り付けたら「ヤキトリのタレ」をたらりと垂らして海苔を散らして出来上がりです。

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炊き込みご飯は少しだけ薄めに炊きます。

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ヤキトリのような感じのするしつこくない炊き込みご飯です。

焼き立てをすぐカットしてタレと海苔だけで仕上げる「照り焼き丼」も、もちろんOKです。
いつもはむしろそのタイプでやっています。

炊き込みご飯も照り焼き丼も美味しいのですがミックスさせると尚美味しいのです。



おいしい親子丼はこちらからどうぞ
ヤキトリのタレを作ります。
まず、スープを用意します。
ウチでは濃厚なスープがありますからそのまま転用できますがご家庭ではかなり厄介なシロモノです。

というわけでスープ作りを簡単に記しておきます。
______________________
(材料)
鶏がら、または丸鶏(廃鶏)
葱、生姜
大き目の鍋
______________________
最初にお断りしておきますが仕事にはいろんなやり方があり、一般的に常識と思われていることが全てではありません。
通説が真実とは限りません。

_______________________

①大き目の鍋に水をためます。
②ガラ、または鶏をきれいに掃除して洗います。
 肺や腸などが残っていてはよろしくありません、取り除きましょう。
 特に肺がついたままだと肺胞内の細胞に旨みが吸い取られてしまう 
                               と言われています。
③ガラを下茹する  と教えている教本が多いですが無視しましょう。
 よほど古くなって異臭でもしていない限り下茹では禁物です。
 
④水の中にガラとスライスした生姜、ぶつ切りの葱を入れてフタをして点火。

 沸騰した湯に入れるのと水から入れるのと結果は相当違います。
 その違い その意図、どの結果を求めてどの方式を摂るのかはまた別機会に、 

⑤沸騰するまでは火力は全開。
 沸騰したらフタを取り、強火のままアクを取ります。

 当たり前のように書いていますがフタやアクを取らないやり方もあるんですよ。
 
⑥ある程度アクが取れたら火力をやや弱めて(強の中)つまりまだしばらく強めで
 一時間フタをほんの少しずらして開けたまま煮ます。
⑦フタをきっちり閉めて火力を弱くします。
          (鍋の中心からポコポコと湧き上がってくるくらい)
               これで4時間。

 普通はこれでスープが完成と思われています。
 もちろんこれでも十分なのですがここまでは最低限です。

 ここからどれだけ手をかけるかで後が変わってきます。
 
⑧火を一時間止めて休ませます。
 フタは開けてはいけません。
⑨再沸騰させてから弱火にして3時間
 漉します。
⑩完成です。

念のため書きますがもっと強いスープがお望みならまだまだ手をかけるやり方はそれこそ無限にあります。

このスープは冷まして冷蔵庫で保存できますが冷めると上に脂が固まりますから除いてください。
その後は製氷機でブロック状にして冷凍したり、
牛乳パックで冷凍する方法などがあります。

スープがあれば結構いろんな料理に使えますが今回は「ヤキトリのタレ」だけ。
_____________
スープ、砂糖(上白、赤ザラ、玉砂糖、グラニュー糖など)
水あめ、みりん、醤油

スープに砂糖類、みりん、醤油をかなり適当に入れて煮詰めていきます。
煮詰める時間は相当かかりますので味見をしながらゆっくり仕上げていきましょう。
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粘りが出てきたらそろそろ出来上がりです。
火力を弱めて味見を繰り返し、仕上げていきましょう。
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完成です。
いえ、タレとしては生まれたてでここから育てて行く訳ですが。

ヤキトリ屋さんなどではこれを古いタレに足していくんです。
そして毎日ヤキトリを浸して提供していくうちにどんどんタレが成長していくのです。

以前に居酒屋さんをお手伝いした事があります。
その時に3日してからこのタレを味見をしたらまるで別物! というぐらいに育っていて驚きました。

うなぎのタレにはうなぎの骨を使い
アナゴのタレにはアナゴの骨を使って作るんですが、
それぞれこのような「育て方」が必要なんです。
しかも、それは営業期間中ずっと続くわけで私達がにわかに作る味などは所詮別物です。

でも、インスタントの出来合い物などに比べると添加物のない自然な味わいで家庭で食べるには充分以上の美味しさが出来ます。

秋のチャレンジショップででもこのタレで仕上げた「健康鶏ももの照り焼き」は
一番人気でした。

このタレは容器に移して冷蔵庫に保存できますが長期ではありません。
たまに火を入れてやれば持ちますが、小分けして残りは冷凍した方が無難でしょう。


おいしい親子丼を作りましょう!

前回おいしい親子丼で逆においしくない丼を暴きましたが後から読み返してみて

『なんとまあ 不味いものを作るのにずいぶんな手間隙をかけるもんだ』
と改めて思いました。

一杯の丼といえど「おいしい!」と言ってもらうためには一切の手抜きは許されません。

丼の選定、過熱、炊き立てご飯、ダシ、肉、野菜、卵

どれも、最低必要なものばかりではありませんか!
必要十分にして最大効果を発するには やはりある程度の手間は必要なんです。

わざわざ不味くする手間は楽しくありませんが美味しくするための手間は誰もがいとわないはずです。
と、言ってもなにも特別なことはありません。

鶏牛蒡飯で書いたこちらの記事にある下ごしらえだけです。

まず、鶏ももの皮をむきます。
胸肉でもいいし、皮付きでも結構です。
あくまでもお好みで と言う事で。

1.5~2cm角ぐらいにカットします。
この時に大きくても構いませんが断言します。

小さすぎるのは絶対不味いです!

う~ん 今迄散々裏切り続けられてきた怨念が思わず滲んでしまいました
飲食店主としてここで外野から聞こえてきそうな声を想定して打ち消しておかねばいけませんね。

いや、素早く仕上げる為には小さめの方がいいんだよ
どこを一口食べても肉が入るためにわざわざ小さく切ってるんですよ、これこそ長年の~~~

いや、自分で書いていて腹が立ちました。

却下!こざかしい技なんぞ不要!
やる気の無い声まで想定するのはもう止めましょう。
__________________________
(材料)
 鶏もも肉、玉葱、ダシ、卵   丼ご飯

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かつおだしに、みりんと醤油で吸い物程度の味を付け、肉を半日~一晩漬けて置きます。
ザルで漉して片栗粉を少量まぶします。
普通はこれでOKなのですが
私はお昼のミニ丼でお出ししなくてはいけません。

ラーメンを茹で上げる3分ほどで確実に1テイクで仕上げる為にあらかじめ火を通します。
ボイルしておきます。
これで、肉と出しの旨みを閉じ込めて片栗のつるりとした食感まで手に入ります。

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鶏肉から出る旨みなんかあてにしなくても良いくらいの濃い出しを用意
(トリガラスープにたっぷりのかつお節でダシを取ります)
(カエシを作る みりん:醤油を 1:1で煮切ってアルコールをとばしたもの)
(ダシ:カエシ  を 2:1 前後であわせる )

出しに砂糖が入らないので野菜は玉葱を用意しました。
砂糖を入れる方は長ネギが適しています。

さっと煮たら肉も加えて加熱し、沸いてきたら溶き卵をかけてとじます。

この時にフタをしてもしなくともOK、半熟卵がお好みなら仕上げ間際にもう一度卵をかけても一層豪華に仕上がります。

この卵が重要ポイントです。
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くどくは言いません。
なるべく良い卵をお選びください。
卵とじ というのは卵が主役です。
おいしい卵でとじる事に本来の意味があることを忘れてはいけません。
卵がいつでも入手できることに慣れ切ってしまって卵がご馳走なんだ ということを忘れてしまっている料理人があまりにも多すぎます。

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はい完成です。
このレシピで作るとなぜか三つ葉も海苔も不要です。
どこを一口頬張っても必ず肉が入るようにたっぷり入れましょう!

最近の景気減退の中せめて美味しい物位おいしく作りたいものです。
ケチくさいビンボな丼というのはありえないモノです。
丼は食べて豊かな気持ちにならなければウソですね。
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厚かましく自分で「おいしい親子丼」と表記しています。冷汗

お昼のサービスメニューですからこの価格でも大丈夫ですが定番で出す所でもせめてこの2~3倍の価格でならこの内容ででも十分維持できるのではないでしょうか?

お金儲けがダメとは言いません。
ですが飲食店というのはまず、「おいしい」を提供することが第一義では?と言いたいのです。
お金儲けしか頭に無いのなら金貸しでもやればいいのです。
「おいしい」を作る喜びをもう一度取り戻して欲しいと切に望みます。

さて、飲食店が原点回帰するのを待ってられないほとんどの皆様
「おいしい」モノは自分チで作るに限る とお解かりいただけましたか?
                   アイコン名を入力してくださいナンテヤツダ


最後に拡大用の画像を添えて終わりにしますが、
はっきり言って見た目よりはるかにおいしい親子丼です。
肉はつるりとした食感で旨みが滲み出します。
卵は嫌な匂いが無く豊かな滋味に包まれる幸福感を思い出させてくれます。
贅沢なご馳走は気持ちを安らかにしてくれます。

こんな幸せがほんの少しの手間で簡単に作れるのです。
しかも家で作れば原価ですみます。
どうぞトライしてみてください。
鶏肉と丼に対する認識が変われば幸いです。
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画像クリックで拡大しておうちでも作りましょう!
最大サイズでね


石焼ビビンバ風なチャーハンはこちらからどうぞ

「裏切りのカツ丼」とか「裏切りの親子丼」 などといった言葉を聞いた事はありませんか?

無難な存在としてうっかり注文し、酷いものを出されてしまった という時や、
また、

『よし!今日はご褒美だ!』

などと張り切って食べようとした時に出てきたものが甚だしく期待を萎えさせるようなシロモノだったときなどにうめき声とともにいつまでも語られます。

言うまでも無く丼モノの定番、王道中の王様 キングのような存在の彼らに一体何が、、?

何故にこのような事態が起こりえるのか飲食店主として推察してみましょう。

①の被告 「裏切りのカツ丼」

症状と原因の診断 対策
 A,異臭、硬い、__一番多いのがこれです。
              訴えの70%以上がこれだという説もあります。
                               (ホントかよ  がふっ
       原因としては揚げ置き
       さらにはそれを冷蔵庫または冷凍庫に戻すの繰り返しによる酸化
       冷蔵庫(冷凍)内の匂い吸着、肉の萎縮、
       再加熱時の不手際による萎縮、異臭の凝縮などが考えられます。

このような裏切りを平然と行うところでは低原価を優先しますので国産豚肉では無く米国産などを使用しているケースが多く、肉質自体も異臭の原因となります。
横着な養殖施設では飼料に抗生物質を大量に使用し、それが肉の匂いを悪くしています。

十分に火が通っているのに生ぐさい、嫌な臭いがする  のはこの肉原因です。

対策)  店主に告げる。
      行かない、あるいは頻繁に行く。
      頼む。抗議する。
   
      ある方は店主を呼びつけて「食ってみろ」と告げました。
      さすがにこれは普通の人には無理でしょうね。
回復の手段)
      これは店主にしか出来ません。
      注文が入ってから揚げたてで行う事でほぼクリアできるはずです。

B,衣ばかりだった。
  カツが少なかった

      これも古典的裏切り技ですが残念ながら救いようはありません。
      見放すしかありません。
C,匂いが悪い
      これが結構重要ポイントだったりします。
      病院食のようなものが出てくるときもありますね。

      これは卵が主原因です。
      もう少し良い卵を使うように進言しましょう。

      ただこういう所ではえてして卵の量も少ないという合わせ技を繰り出してくることも多く
      そんな了見の店主には進言は無効であるばかりか逆恨みされますから要注意です。
      
②の被告 「裏切りの親子丼」

A、異臭、硬い___ほぼこれに尽きます。
       
      原因が全てを物語ります。
      鶏肉は一日で消費しなさいというくらい足が速いのです。
      
      下処理をしない生肉のまま冷蔵庫で何日も放置した肉で調理
      冷凍、解凍の繰り返しによる劣化
      安物の、しかもブロイラー、しかも廉価輸入冷凍肉
      
      良くない卵使用

その他の症例は書く必要すら認めません。
原因なども見なくとも もうお解かりですね。

本来はご馳走だったんです。 

それが現実ではどんどん威信低下してしまっています。
ひとえに愛と感謝の少なさによるものと言えます、。

そこで、お店になんか行かなくったって家で出来るおいしい親子丼をご紹介しましょう。

乞うご期待です。
以下次号

  
     石焼ビビンバ風なチャーハンはこちらからどうぞ
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秋に干し柿を作ります。
これは日本沢(にほんさわ)という品種ですが、とても渋い!ウゲロくま・泣く
                              熊も食えません
渋の成分はタンニンなんだそうで これが多いほど渋いのですが、
不思議な事に甘く変化すると今度は多いほど甘くなるという性質があります。

つまり、渋い柿ほど甘く変わるわけですね。
渋を甘く変化させる(渋を抜く と表現されますが)方法には数種あります。
塩温水や干し柿。
アルコールなどです。

日本沢やもっと大型の大和柿ではその中で最もシンプルな方法が取られます。
戸棚の中にそっと放置する というものです。
富山では「とろませ」と呼びます。
完熟にすれば否が応でも甘くなりますからね。

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こういう状態になればOKです。
熟し柿です。
待ちきれずに渋いうちに食べてしまった記憶もあります。

最近ではすっかり食べなくなりましたが、どういうわけかこれは女性がおおいに好みます。

とはいえ大量に戸棚にしまいこむ訳にもいきませんから残りは干し柿にします。
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昔はかちかちになるまで干して冬の間のおやつになりましたが、最近では早くに取り込んで冷凍保存がお気に入りです。

柔らかくて自然な甘みが豊かな気持ちにさせてくれます。

でも、これも最近ではあまり食べなくなりもっぱら家内専用品となりつつあります。

私が欲しいのは皮です。
干し柿を作った時に皮を乾燥保存しておき、冬の漬物に加えます。
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沢庵漬けです。
唐辛子と干し柿皮
米ぬかと塩    たったこれだけで美味しく漬かります。

他には白菜漬けなどにも加えます。

実に自然な甘みが加わります。
昔からこうして貴重な「甘味」を無駄にせず利用したんですね。

こうして忙しい晩秋を昔の人たちと同じ事をして過ごしているんだと思うと不思議な安らぎを覚えます。

人の心も気候も時代と共に移ろいますがルーツとなる食べ物だけはしっかりと受け継ぎ、その味を次世代に引き継ぎたいと思います。

沢庵漬けも若い方々には好評なんですよ。
ただ、匂いを気にされる方々が多くなってきたので仕込む量は随分少なくなりましたが、、。

日本の冬の風物詩は守りたいものですね。




今年の年末には店内で無添加キムチとカクテキを販売しています。
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一年の感謝を込めてサービス価格での販売です。
リピーターがいるほど好評です。
重ね重ね有難うございます。

左は恒例のかぶら寿司ですがこれもおかげ様で好評です。

さて、キムチというのは「いじり甲斐」のある素材です。
味を出すのに化学調味料を添加したのは使い物になりませんが、まっとうなのは各種の魚介系で旨みを出すので何に入れても美味しく化けてくれるんです。

キムチ鍋、ヤキソバ、炒め物、煮物、玉子炒め、お好み焼き、などです。
定番としてはビビンバ、チゲ、チヂミなどがありますね。

そこで今回はお昼のミニ丼でチャーハン  だったんですが、ちょいと気分を変えて焼きビビンバでトライです。

石焼の石丼ではなく、中華鍋でやっつけてしまおうというわけです。

①卵、葱、ご飯
②胡瓜、春菊、のナムル
③肉、エノキのナムル
④カクテキ

②ー胡瓜は細切りにして塩、砂糖微量、ごま油。
   春菊はゆでて刻み、醤油、みりん、ごま油。 
   でナムルにします。
③ー肉は刻みごま油で炒めエノキを加えて、みりん、醤油、コチュジャンで調味。

(調理)
フライパンにサラダオイルを引き溶き卵を入れ6割がた火が通った所でご飯を投入。
塩で調味、良く混ぜます。

②~④までの材料を加えて混ぜます。

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平らにして、葱をたっぷり乗せ
ひっくり返します。

周りからごま油をまわし掛けて全体をぐるぐる回して焼きを入れます。
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次にみりんと醤油もまわし掛けてさらに焼きを入れます。
ひっくり返して良く混ぜます。

完成しました。
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まぎれもなくビビンバ味のチャーハンです。
おこげと、ごろりんとした食感のカクテキがアクセントになってとても美味しい出来でした。

敢えて白菜ではなくカクテキにして制作意図がより明確に出たので、お客様の反応も明確でした。
いつもは黙って食べる方が褒め言葉を掛けて下さいました。

普通のチャーハンをフライパンとお玉の両方でガツガツとかき混ぜるようにして仕上げると見た目こそ豪快な鍋さばきに見えますが実際には水分が飛びすぎてパラパラすぎる仕上がりになります。
それはやや失敗です。

今回は水気のある野菜が沢山入り、さらにごま油まで入るので当然ベチャッとした仕上がりになりがちですがこういう時こそ水分を飛ばす勢いで鍋を混ぜるのです。

ほろりとした仕上がりになってくれました。
これはヤバイくらいに美味しいです。
こんなのが定番であったら腱鞘炎になるほど売れそうですね。
日替わり制だからこそできるトライでした。





鶏牛蒡飯はこちらからどうぞ
2008.12.06 最近の傾向
最近はラーメンを撮影する方が多いのです。
食べ歩きの記録にされるのかどこかに投稿でもされるのかは知りませんが。
ウチのは黒いスープだから珍しいという県外の方もおいでなのでしょう。

この日はふと思いついていたずら心を起こしました。
撮影するその姿を撮影させてもらったのです。

どこか周波数の近い方だったのでしょう。
快諾していただきました。

こんな感じです。



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この方のブログではこのように掲載されました。

ここからジャンプできます。
こちらです  Dream All Day

どうも風景というものは皆が同じものを見ているとは限らないようです。
この 「くる★ さん」の見ているー掲載しておられる画像が不思議な雰囲気を持っていてそんな事を感じました。

携帯カメラやデジカメなどの普及につれてこういう面白い映像を手軽に楽しめるようになった事は有り難い事です。


ちなみに、昔勤務していたお店ではサンプルケースがあり
サンプルに値札を書くのは私の仕事でした。

「叉焼麺」

と書いていたのです。
中国料理店ですから当然の表記ですよね?

ところが

「またやき麺」

とオーダーする方が大変に多く負けてしまいました。
数ヵ月後に

「チャーシューメン」

と書き直しました。

今はラーメン専門店ですからこんな気苦労はもちろんありません。




北海道産で有名な「ハッカク」です。

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ここ富山湾でもたまに上がります。
つぶらな瞳におちょぼ口。
鯵のゼイゴのような鎧で全身を防御しているかのようですが美味です。

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小型~中型までしか上がらないのが残念なところです。
頭を落とすと見事な八角。
香辛料の八角(スターアニス)とは縁がありませんからクセのないきれいな白身です。
甘い脂が乗っていて高級魚だというのも頷けます。
寿司ネタとしては高価な部類だということです。

「上品な旨さ」と評したものも見かけますが私としてはそれほどとは思えませんね。
もちろん、海域や餌の違いということもありますが。

富山ではそれほどのおもてなしはされていません。
脂の乗った、割と美味しい白身魚  というだけです。

それよりもとにかく歩留まりが非常に悪い!
それで高価にしなければお寿司屋さんの利益が出ない、というところが高級魚と言う事で変換されているのではないか と思われます。

この高価=高級魚という図式はある意味非常に説得力を持ち単純な味比較論を蹴散らしてしまいがちです。
味覚には個人差がありますが貨幣価値にはほぼ共通の物差しがあるからですね。

ですが今は世界的な金融不安の時代。
お金に置きなおすクセをそろそろ改めて自分の舌を信じ安いものであっても本当に美味しい物を探して欲しいと思います。

ここ富山湾ではハッカクはただ珍しい魚というだけの存在で高級などという冠はついていません。
そんなものなどいらないよ  といった顔をしてますね。


2008.12.02 鶏牛蒡めし
昨日昼の「ミニ丼」は鶏牛蒡飯を作りました。

豚肉で作る「肉ごぼうめし」というのもありますが、どちらも大変美味しいものです。
美味しいポイントは美味しい肉と土の匂いの染み込んだ牛蒡。

牛蒡は薄く皮をこそぎ、ささがきにして水にさらします。
牛蒡はたっぷりと入れましょう。
他に人参、椎茸、薄揚げ、ぎんなんなどを少し用意します。

さて、美味しい鶏肉。

鶏肉というのは組織が粗くただ切っておくと肉汁が流れ出てしまうほど弱いものです。
まして、食肉種の代表のブロイラーは成長速度が速いため更に密度が粗いのです。
その分、柔らかいという長所を持ったわけですが、、。

今回は赤羽健康鶏というのを使用しました。
ブロイラーよりは肉密度が多少はマシですが、それでもお仕事をすることでグンと美味しさをアップさせる事ができます。

普通はそのまま調理に入りますよね?
親子丼、釜飯など、?
するとたちまち肉断面から旨みがダァ~ッと出てしまい出来上がりがパサパサになります。

「その分ダシが美味しくなるではないか!」という抗議の声は却下。
ダシははなっから美味しく用意すればよいのです。

まず、鶏肉をカットします。
皮はつけたままで進行します。

下味をつけたダシに漬けて一晩寝かせます。
翌日、ザルに上げてダシを切ります。
片栗粉をまぶします。
ここまでが秘密の仕込みです。
旨みを足してやって閉じ込めてしまうのです。

調理
フライパンに鶏油をひきます。
(なんだかジビエのようでワクワクします)
鶏肉を炒めます。
表面が変色すればOK。コーティング完了。
他の材料もさっと炒めてダシを加えます。
鶏油はまったくクセがないので安心です。

みりん、塩、醤油で味を整えます。
さっと煮込んだら日を止めてザル、ボウルで具と汁を分離させます。

洗い米に分量のダシ汁を量ります。
具を上に乗せて炊飯。
今回は具沢山にしたらスイッチが早く上がってしまいました。
念のためもう一度スイッチを入れなおします。

仕上がりはこれです。
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おこげも程よく大変美味しくできました。
肉が全くぱさついてません!
揚げだし豆腐を添えて昼膳とします。
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この秘密技は鶏肉料理のほとんどに応用が利きます。
結果は驚くほどの違いで現れ、そしてほとんどの人が気づきません。

このやり方で昼メニューがいくつかありますが、中でも「おいしい親子丼」はとても人気が高い一品です。
もちろん昼に手早く仕上げる為にはいくつかの作業をしますが仕込みさえきちんとやればどなたでも驚異的に美味しく仕上げられます。

鶏肉の肉密度の粗さを逆手に取ってより美味しく仕上げてしまう方法です。
現在の鶏肉レシピはほとんど昔からのままです。
つまり、昔の肉密度の高かった頃はそのままでも十分美味しくなったのでしょう。

今流通している肉を昔のレシピでというのでは不十分になってきているのです。

工夫をしなくては追いつきません。
でも、ひと手間をかけてやると昔の物よりもふんわりと柔らかく仕上がる分、より美味しくなる とも言えます。

どうぞ、だまされたと思ってお試しください。



パエリャはこちらからどうぞ