陽光輝く大型連休が始まりました。
今年はカレンダーの日めぐりが丁度当店の定休日とぴったりと
重なります。
なので


4月29,30(土、日)は営業
5月1,2(火、水)は定休日で連休
5月3,4,5,6、(木、金、土、日)は営業
連休後の7,8(月、火)はお休みを頂きます。


限定メニューはその後に再開いたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。




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予想以上の出足で八王子ラーメンが終了してしまいました。
有難くもあり
また
申し訳なくもございますが一旦今回はそういう事でご容赦願います。

和風ラーメンといったジャンルにも様々なカタチがあり
またこれまでも幾たびか取り上げてまいりましたが
当店独自のカタチが採れる時が来たらレギュラーメニューに
加えたいと思っております。

それが何時になるのかは解りません。
その時が現在の限定メニューの休止時かなと思います。

ともあれ
これから大型連休に入ります。
次回の限定メニューは連休明けの当店の休み明けです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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2018.01.31 山形県の芋煮
山形県では寒くなると戸外で「芋煮鍋」が盛んに
行われます。
このルーツは北前船の頃に遡るそうです。

その頃はもちろん船にエンジンなんかありません。
帆船です。
帆船は基本  風力で進みます。

ところが山形では最上川をさかのぼる必要がありました。
そこで剛力の人足が両側から綱で引っ張って遡上したそうです。

やがて日が暮れ冷気に包まれる頃
疲れた体からは汗も引き身震いするほど寒くなります。

そこで体を温める為に皆で河原で鍋をつついたのが芋煮鍋の
始まりだとされます。

もっとも現在では主に肉類が使われますが
その当時は北海道からの積み荷だった棒ダラだったそうで、
今に伝わる京都の「芋棒」(いもぼう)がそれだとか・・

でも昔も今も使われる主役の芋はずっとそのまま
「里芋」です

私は長年それが不思議でした。
『なぜ里芋なんだろう?』
『他にもっと旨いものがあるだろうに??』
『なんで寒い中、戸外で食べるんだろう』



ある晩秋の山中、
その日も朝からキノコ採りに歩き回って空腹と寒さで
疲れ切って昼食に用意してきた鍋をつつき始めました。

そこに入っていたのが里芋です。
在庫があったから持参しただけなのですが、
これが熱いんです。
表面のぬめりがとろけるように熱いダシをまとって
喉から食道を通過して腹に収まるまで火傷をするくらいに。

すると腹の中からじんわりと温まってくるじゃありませんか。
しまいには汗をかきつつかき込んでいました。

屋根があるとはいえ氷雨が冷たい北風とともに
吹きつける山中の東屋での事です。

これで山形県の方々がわざわざ寒い中での芋煮会を
喜ぶわけが解りました。
寒い中でやるからこそだったんですね。

芋煮  美味しいものです。
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ちなみに
山形県とは言っても海側の庄内地方と
山側の山形市方面とはその歴史や文化は全く異なります。

言語、食習慣、別物と言っていいくらいです。
元々は庄内県と山形県という異なる県だったという
歴史的要因以上にまるで人種が違うというほどに・・。

ところが、芋煮だけは共通なのですが
まるで意地の張り合いをするかのように相違点を設けています。
庄内地方は豚肉を味噌味で
山形市方面は牛肉を醤油味で  とそれぞれ異なる伝統が
あるそうです。

面白いものですね。

ついでにもうひとつ余談を入れますと
ここ富山県も北前船の寄港地でした。

芋煮の習慣はありませんが棒鱈はよく食べられます。
手間がかかるので家庭で作るよりも乾物屋さんなどで
作ったのをお惣菜として買い求める事が多いようです。

浜で干物を買い求めておりますとそこへ小父さんが棒鱈を
買いに来ました。


「京都じゃ芋棒で出すそうですね」
するとその方は
以前に京都まで芋棒を食べにわざわざ行った事がある 
と言うのです。


「えぇ? 地元にもこんなにあるのに??」

その方が苦笑して言うのに
松本清張氏の小説でことさら旨そうに書いてあったものだから
何が何でも食べねば   
と出かけて行って  そしてがっかりして帰ってきたそうです。

「高価(たか)いばかりで味は地元で食べるのと変わりなかった」



なんとなく解かりますよね
池波正太郎氏などが蕎麦とか卵焼きなどを書くと
頭の中で光り輝いて見えるような気がしますものね。
それが筆力なのでしょう。

拙い私の文章では
芋煮の美味しさは半分も伝わらないでしょうから近日
実際にお出しして食べてみていただきましょう。

ラーメンの上に乗せて。
こうして振り返ってみると一年なんかあっという間。
でもその裏に試行錯誤、試作の連続でうずもれたメニューも
沢山あるんです。

2018年はそんな埋もれてしまった試作にも、もう一度
違う角度からアプローチしてみたいと思います。

 
 9月 前半 自家製ベーコンエッグのタンメン
id28.jpg  自家製ベーコンを炒めて脂を引き出す
 そこに野菜を加えて炒め
 卵を落として半熟で仕上げる
 添えるのはMixハーブ。
ゴージャスな香りとともに。

 後半 旭川ラーメン
id26.jpg 和風Wスープ仕立て
 小巻き厚切りチャーシュー
 野ブキ、マコモダケのメンマ風
 ハリッサの辛味添え
旭川ラーメンの特徴の焦がしラード。

 
 10月  前半 すっぽんラーメン
ib103.jpg 天然すっぽんのスープと鶏スープを
 ふかひれスープ味で整え
 マイタケなどの具
 別皿に鶏肉、煮物など
一尾しか上げられなかったので数が取れずに残念。
あっという間に完売。 2018に再トライを希。

 中盤  塩パイコーメン
id30.jpg お客様から塩の太麺は出来ないのか?
 と問われ初トライ。
 結果は上々。
 マコモダケを塩炒めで添える。

 後半 ハロウィンの担々麺
id29.jpg 丸芋トロロに
 道明寺粉で包んだ肉団子
 辛さを抑えた担々麺



 11月 前半 牛テールシチューの塩ラーメン
id40.jpg バジルエッグを敷いた上に
 テールシチューを乗せた塩ラーメン
 食べるうちに味が混ざり合って完成する。
 欧米人はシチューをパンで食べる。
麺に合わない訳がないと立証。
この続きは2018年も行います。

 後半  和風ラーメン
id39.jpg カツオダシの利いたWスープ
 エイヒレやナンダのから揚げ
 おかわかめなど今後に続く
 新たな食材をトライ。


 12月 最終 カキ味噌のラーメン
id37.jpg 牡蠣を粉砕して味噌と合わせて
 濃厚な牡蠣味噌を作り
 ラーメンに仕立てました。
 でも一杯の中には牡蠣の姿はありません。
そうすると少なからず不満(ストレス)が残ります。

そこで鶏もも肉を特殊なカットで加えます。
すると
加熱することでぷっくりと膨らみフェイクオイスター状となり
ストレスフリーな一杯になります。

濃厚牡蠣味噌スープを余さず食べていただきたいので
id36.jpg 初試みの追い飯をサービス
 小茶碗のご飯にスープを掛けると
 味噌味の牡蠣雑炊の出来上がり
 これは今後度々登場の予感?


今年も沢山の限定メニューを食べていただき深く感謝を申し上げます。

でも再度述べさせていただきますが
あくまでも限定メニューよりはるかに多く通常メニューを
食べてくださるコアで熱心なお客様がいらっしゃるおかげで
出来るトライであることを肝に銘じ、今後とも精進させていただく
事を御誓いします。

最後にそんな強力定番メニューも載せておきましょう。
 ラーメン
x1.jpg
 青竹打ち極太手もみ麺だけが持つ
 強力なコシ
 唇を跳ね返すほどの弾力
 10年以上繰り返されてきた呼び戻し製法のスープ
 たっぷりのネギ
当店の看板メニューです。

 チャーシューメン
id42.jpg チャーシューをかき混ぜて食べる
 (その為にほぐれ溶けるように仕込んであります)
 という手法の為
 ラーメンには一枚、こちらは三枚のった叉焼
つまりラーメンより3倍、味が濃厚になります。
ただ単に肉の量が多い  のとは違います。

 土佐丸
id41.jpg こちらも当店一押し
 本枯れカツオと有明海苔
 どちらも国内最高峰の逸品を乗せると
 感動の旨さと陶酔の磯の香
口福の一杯となります。

今年も残り少なくなりました。
来年も定番、限定メニュー共々お引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

限定メニューまとめ―2


限定メニューまとめ -1





 
 


2017.12.26 おせち

今はもう声高に叫ぶことはなくなりましたが、かつては
”無添加食生活のすすめ”を提唱していました。

化学調味料を受け付けなくなるとほとんどの加工品が食べられなくなりますが
無添加生活で一番困るのが冬です。
例えば、皆大好きな「おでん」 
市販の練り物はまずNG。

そこですり身から自作しますが、
市販の練り物がダメとなるととても寂しいおでんになります。

次におせちです。
かまぼこや伊達巻も自作する羽目になります。
以前に小田原の日本一のS社の物を買い求めましたが
やはりダメ。

地元の「化学調味料無添加」と言う表示のものも
やはりダメ。
代わりに発酵調味料がたっぷり入っているに過ぎないのです。
この手のホラ話にはさんざん懲らされているので
今更驚きませんがやはりガッカリとさせられます。

事業者の方々は化学調味料を嫌う人の事を根本的に
理解しておられません。
ただただ表示さえしておけば売れるだろうと浅はかな理解だけ
としか思えません。

結果そういうホラ食品、ホラメーカーの物は憎悪の対象となり
二度と手を出さなくなるという却って悪いことになる訳です。
当店にもそんなお客様が何人もいらっしゃいます。

不思議な話です。
わざわざおびき寄せておきながら裏切るのですから
熱心な敵をことさらに作り続ける意味が解りませんね。


さて、ではすり身加工品とかまぼこはどこが違うのでしょうか?

簡単なご家庭向け「手作り食品百科」などと言う本や
ネットでカマボコ作りなどを調べるとタダのすり身料理が
紹介されています。

それじゃかまぼこにはなりません。

そこで一冊丸ごと「かまぼこの作り方」を紹介してある本を求めて
作り始めました。

魚(主に白身)を捌いてすり身にして加工するのは誰でも
知っているすり身加工品となります。
そこからさつま揚げや、ごぼう天、などが派生していきます。

ところがかまぼこは細かくカットしたら水に晒します。
ここが単なるすりみと大きく異なる点です。
これを行わずにかまぼこを作ると水溶性タンパクの影響で
足の弱い、色の悪い仕上がりになるそうです。

程よく晒したら脱水して摺ります。
十分摺ったところで塩を加えさらに擦ります。
塩を加えると劇的に変化をして粘りが出ます。

酒、みりん、砂糖などで調味して片栗粉を加え
キッチンペーパー上で成型します。
この時に重要なのは空気を入れないようにすること。

ハンバーグ成型時のようにするのがよろしいようです。
ヘラを水で湿らせながら表面をならしたら
しばらくそのまま放置します。
これが「座り」と言う重要な工程。

ここでかまぼこにとって重要な「足の強さ」が産まれるのです。
麺でいうならコシです。
美味しいものには共通項があるんですね。

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蒸してから冷水に放して冷まし、完成です。

id32.jpg


今年もまたおせち作りが始まりました。



highway star


2017年度 限定の中間まとめです。

  5月 蒙古タンメン 小辛
hq39.jpg 五月は大型連休があるため変則
 今回は5/10からスタート
 五月いっぱい実施
 小、中、大辛の選択制

 
 6月 前期 パイコーメン
id20.jpg 富山産タケノコ
 能登天然ワカメ
 ミョウガタケの小口切り
 あっさりとした仕立てで。

 6月 後期 イノシシのラーメン(フレンチ)
id22.jpg イノシシ肉寄せ巻き
 煮凝り添え
 ジビエシリーズ第2弾



 7月 前期 牛肉の徳島ラーメン(牛徳)
id21.jpg 通常は豚バラで行われるが
 夏場のスタミナ補給と言う事で
 牛肉と半熟卵の組み合わせ
 美容とスタミナの”エゴマキムチ”添え
麺をくるりと巻き込んで食べるのも好評。

 後期 鹿肉のラーメン
id23.jpg 肉糸仕立て
 イカと富山タケノコの細切りと
 自家漬け高菜とで
 ジビエシリーズ第3弾


 8月 前期 ウナギボーンスープのラーメン
id25.jpg 蒲焼タレが作られる位濃厚なスープ
 川エビ、牛肉、野ブキ、ススタケ
 夏のスタミナ補給シリーズ

 後期  牛テールスープのカレーラーメン
id24.jpg 牛テールスープと鶏スープ
 薄焼き卵を敷いて(座布団)
 パンプキンカレー
 夏をぶっ飛ばすスパイス。

初夏から熱い時期、世間はひんやりとしたメニューが多い中
敢えてスタミナ補給を叫び熱い麺を追いました。

でも、いずれもおかげさまで好評をいただき
ありがとうございました。



スローなブギにしてくれ




 




少々気が早いですが、
まずは年末年始の営業のご案内からさせていただきます。
12/24(日)昼で終了
あとは通常営業
12/30(土)昼で終了
12/31~1/1,2,3休業
1/4より正月営業スタートします。


限定メニューは年末年始期間お休みし、明けて1/10からの
再開を予定しております。
今年の分は12/15で終了しておりますが
おかげさまで年々数が出るようになりました。

とはいえ
限定メニューのようなものをお出ししていますとこちらの方ばかり
売れているように思われるようです。

実際は比較にならないほどレギュラーメニューの方が多く出ており
それだからこそ限定メニューにあり得ないほどの手間が掛けられる
と言う訳です。

つまりそのくらい熱心なファンの方々がついてくださるまで
手掛けられなかったとも言えます。
たかだか16席ほどしかないこじんまりしたお店であっても
満席の16人の方がもし、一斉に限定メニューをオーダーされると
たった二人の手では回せないからです。

逆説的な言い回しをお許しいただければ
限定メニューに見向きもしないでレギュラーメニューを食べて
いただけるコアなお客様のおかげで限定メニューをチャレンジ
出来るという事です。

どちらも有り難いお話で料理人冥利に尽きる幸せです。

そこで今年一年のメニューを感謝を込め、
まとめて振り返ってみました。
 
 1月上旬  ロース肉の排骨麵  
ho40.jpg普段は鶏モモで行っていますが
やはりロース肉の方が食べ応えが
あって美味しいと好評でした。

  1月下旬 イノシシ肉の黒麻婆ラーメン
ho57.jpg普通と異なる
イノシシひき肉で色も味も
濃厚バージョンでの登場
熱々たっぷりでご飯に掛けて
召し上がられる方も多数。

  2月 アンコウダシのあっさりラーメン
id19.jpgあっさり&濃厚ダシ
三種のトッピング
むね肉のチャーシュー
牡蠣スモークの薫香が絶後。

  
  3月上旬 イノシシ肉の山賊ラーメン
hp18.jpgジビエの最初は和から
日本古来の山賊鍋をモチ―フに
丸芋トロロやキムチなどを
加えて具だくさんで。
  3月下旬 カニワンタンメン
hp32.jpgお馴染み富山湾の紅ズワイガニ
たっぷりの中身と
美味しいトッピング
カニラー油添え

  4月上旬 桜の塩ラーメン
hp88.jpg桜鯛の焼き干しダシ入り
ホタルイカ、牛肉の昆布締め
菜の花、鯛味噌
山わさび  花びら大根。
  4月下旬 タイのカレーラーメン
hq18.jpgタイのスパイスバイマックルーで
本場の香りを醸し
富山湾のシーフードと山菜をトッピング


有り難い事にいずれもご好評をいただいたメニューばかりなのに
ほぼ一年経つと恥ずかしながらなかば忘れかけたメニューです。
以下は次回でご紹介いたします。



I am a father













2017.11.22 ナンダ入荷
エイヒレが無くなり代替品を探しに市場に行ったら
「ナンダ」が入荷していましたので仕入れてまいりました。

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御覧の通りご面相はよくありませんが巷間
「不細工な魚ほど旨い」と言われる通り間違いなく旨い魚です。
標準和名「タナカゲンゲ」

確かに怪魚ではあり
見たこともない人の方が圧倒的多数でしょうが
アンコウと並び見た目を裏切る美味しい魚として一部で
熱烈な支持を受けています。

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捌くときれいな白身。
深海魚の白身は激しく運動しないでじっとしている証。
アンコウ、タラ、ホウボウどれも美味しいですよね。
旨くないはずがありません。

山陰地方では「ばばちゃん」等とも呼ばれるそうですが
なるほど宮崎駿作品に出てくるような雰囲気もありますね。

ですが私にすれば昔人気だった小粒な奥目のお笑い芸人が
より似ているので
愛嬌のある風貌に思えるのです。

「アホか!?」
って言ってるように見えませんか?
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かつては魚を食べ尽くした漁師さん達が本当に旨い魚として
賄いで食べていたそうです。
でも美味しいので徐々に流通するようになってきたそうで
富山市でも一部の居酒屋さんはこれ専門に仕入れて行くとか

以前にこれを燻製にして売り出そうとしましたが
メチャクチャ美味しくなるのにその魚体の捌きづらさから
歩留まりが大変悪くて断念したことがあります。

今回は竜田揚げにして「和風ラーメン」のトッピングとして
乗せましょう。

また、ダシも非常に旨いものが取れます。
いつかスープにもトライしたいと思っております。

これもまた無くなり次第終了です。
お次は海苔になるか、はたまたエイヒレになるかは海次第。
たまにはこういうのもアリかもしれませんね。



3曲
誠に申し訳ございません。
思ったより和風ラーメンの出足が好調なのと海が荒天で漁が
思わしくなくてエイヒレが在庫切れしてしまいました。

本日(月)よりエイヒレの代わりに海苔をお付けいたします。
下仁田ネギの炒めたものと海苔1/4がトッピングとなります。
なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます。

またエイヒレまたはその代替品が入手出来ましたら
適時入れ替えてまいります。

あらゆる食材、レシピを取り込み
ラーメンの可能性を広げておりますが天候不順の
影響を受ける事もやむを得ません。

でも必ず補足致します、
その機会ごとにどうぞご賞味ください。



頑張れ日馬富士

あの小柄な安馬が最高位にまで上りつめた姿に
現代の日本人が急速に失いつつある沢山のスピリッツを
思い起こさせてくれました。

今激しいバッシングに晒され孤立無援で立つかのような
姿を見るにつけ
必ずや持ち前の強いガッツで立ち直り再起してくれるものと
信じています。



どうか日本人の事を嫌いにならないでください。
全ての日本人があなたの敵になったわけじゃありません。

無条件であなたを尊敬し、応援している人間も沢山います。
どうかめげず、くじけずに再び力強い姿を見せてくれる日を
切望しています。



毎月第一水曜日は四月より定休日とさせて
頂いておりますが、今月はガスタンク(バルク)の入れ替え工事
のため明日11月2日(木)まで都合3日間休ませていただきます。

何卒ご了承ください。

なお、
限定メニューは明けて6日(月)よりのスタートとさせていただきます。


先日NHKの夜の「コウケンテツが行く」でマコモダケを
料理していました。
この番組は氏がアジアの各地方を巡りその地のお母さん方と
地元の料理を作り、食べ、歓談するというものです。

ある時には田でタニシを採り料理し、はたまたある時には
庭に生えている木の樹皮を削って料理に加えたり
またある時などは豚肉の料理で肉はもちろんのこと
捌いた時の血液までも料理して食べてしまう   などといった

思わずうなってしまうような料理のオンパレードなのです。

しかし、最後には氏が実に美味しそうに食べて大団円。
日本から来た若者が喜ぶ姿を見てお母さん方も笑顔で
終了と言う番組です。

マコモダケの回は舞台が台湾でした。
中華料理というわけです。

中国はおおざっぱな分け方をすると
北方は米作が出来ないため「粉食文化」
南方は「米食文化」と言われますから

南方に位置する台湾では普通にこのイネ科のマコモダケが
食されているようです。

呼び名も(通訳ですが)普通に「マコモ」と言っていました。
皮をむくのに爪楊枝で引っ掻いてから手でむしるのには
驚きました。

いよいよ調理です。
大き目にカットにした豚肉を油で炒め水を足し
砂糖と醤油で味付けしたら陶器の器に移して煮込みます。

そうして最後に大きな乱切りにしたマコモを加えてさっと煮て
完成です。

氏はマコモを食べるのは初めての様子でとても美味しいと
驚いていました。
マコモが脂と旨みを吸い込んでいて別の味わいに
生まれ変わっていると感激した様子でした。

マコモの美味しさを誠に端的に表した料理で感心して見ました

ここ最近の”ある流れ”に呼応した点で昔日の感を抱いたのです。

私は中華料理店をやめる5年前から味の素を使わなくなりました。
以後、各食材の都合と道路事情から現在のラーメン店に転身して
10余年
始めの頃は不出来だったこともあるのでしょうが
味の素を使用していないという事だけで信じられないほど悪口を
言われ続け、
ネット上では当店の悪口を見ない日が無いほどでした。

その頃お客様に言われた言葉があります。

「君の所は零細だからそんなことが可能なのであって」
「大手では無添加が難しいのは無理もないだろう?」


「何を言ってるんですか」
「大手はとっくにそれに近いノウハウを持っていますよ」
「今それを出していないのは単にコストや時流の為だけです」

「そんな物かねぇ?」

「でもね、いよいよ大手がそんなものを発売し始めたら・・」
「私達のような個人店はどう対抗すればいいんだと思いますか」
「だから今から始めておかなければ生き残れないんですよ」

「・・・・・・」

もう10年以上前の事です。

今、静かにうねりが押し寄せるようにそれが始まっています。
TVでも味の素を見なくなり
あらゆる加工食品にあざとい味の素味を感じなくなりつつあります。

でもそれは味の素を多食、多用していると恐らく感知できない
のではと思われるゆったりとした変化です。

数年前に山で食べたカップ麺でそれを感じ
次に駅弁で認知し
最近の加工食品で確信し
この番組で間違いないと解りました。

アミノ酸等
と表示されているのは今も昔と変わりません。
その中身、実態が大きく変貌しているのです。

防腐剤に発がん性があると公表された途端にその表示は
姿を消し、「アミノ酸等」が代わりに登場したのです。
その頃は各種アミノ酸と防腐剤が中身でした。

でもその中でもグルタミン酸の率が多くて味の素味を
強く感じたのです。

今は防腐剤混入をごまかすためと言うよりは
より自然な「旨み」を演出するためにその他のアミノ酸率を
多くして突出したグルタミン酸味を感じさせなくしているのです。

つまり、より一層巧妙になってきたというだけです。
恐らくただの味の素よりは相当高価なのでしょうね。

でもいよいよ”それ”が押し寄せ始めた今
味の素を使わないでも発酵調味料を使えばいいや
などと云った姑息な手段は通じなくなりつつあります。

目先の利益だけを優先しているととんでもない事になりそうな
気配を感じます。
収益率を優先するか
省力を優先するか
それは人それぞれでしょう

でも飲食店たる私達が最優先すべきは
出来るだけ美味しいものを提供し続け
出来るだけ長く生き残る事。
そのために最大限の努力を払う事ではないかと思うのです。

今から始めればまだ何とか間に合います。
あらゆる食品業界で言われ続ける聞き飽きた言葉

「食べ物商売は最後は味だよ」

それは決して他人事じゃないのです。
味の素が支えてくれるというのはもはや古ぼけた幻想です。

飲食の世界に足を踏み入れ40年近くあらゆる業界の盛衰を
見てきたからこそ敢えて老婆心で書きます。

マクベスの名セリフを引用するなら
「山が動き始めているのです」









テールスープのカレーラーメンに付けていた
チリバジル(赤トウガラシ)が終了しました
本日より青唐辛子でのチリバジルに移行いたします。
ib8.jpg
      ↓
ib25.jpg

辛さはほぼ同程度ですが青の方がより風味を強く感じます。
カレーに加えると鮮烈な辛さとなります。
ib26.jpg


用心して加えてみてください。

ちなみに、カレーラーメンの上に載っているのはしし唐で
辛くありません。

かつてインド人の経営するカレー店に行った時の事
やたら愛想の良い若い子がニコニコしながら青唐辛子を
サービスで持ってきてくれたことがあります。

うっかりその笑顔につられてパクリとやったら
やはり辛いのです。
唐辛子は見た目で騙されないでください。

ご用心。



まもなくお盆です。
15(火)の定休日は休まず16(水)まで営業いたします。
17,18,19は休ませていただき明けて20(日)より
平常営業になります。

限定メニューは21(月)より再開いたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。


raa 050
少なかった鹿肉がとうとう無くなってしまいました。
本日からは代わって豚肉の細切りでの調製となります。

豚肉というのは癖が無く脂もほどよくあるのでもちろん美味しい
のですがニュートラルすぎて面白みが無いと感じる向きもあるかと思われます。

そこで薬味に豆板醬を加え
スープのたれに国産のナンプラーともいうべき「イシリ」を
足して変化をつけましょう。

普通イシリと言えばイカやイワシで仕込まれますが
能登輪島では「サバ」で仕込まれます。
これは匂い弱めなのに旨みが強いという特徴があります。

見た目は鹿肉糸麺とあまり変わりませんが
味風味は別物です。

月末31日まで継続いたします。
なお、豆板醬多めで「辛め」うけたまわります。
850円でのご提供となります。



hotel